Kamoto
歌会を開こう
Kokugo
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山鹿中学校の選択国語で講師の先生を招いて第3回の歌会が開かれました。
1 歌会の様子
全部で三十四首の歌があったのですが、ここでは特に話題になった五首を紹介します。
しきつめた冬の雪雲すきまからはみ出た光であたり春色
秋もすぎ火事も多なるこの季節「もとせんしめたか?」火の用心
冬の町道行く人を見上げてる春を望む一輪の花
黒雲のよりて集いて降らせゆく小さき真白の宝石の儚さ
寒い日に窓に息ふきくもらせて絵などをかいて楽しみたい
2 この日の歌会は次のような流れで進みました。
事前準備
一人三首ずつ短歌を作っておく。
プリントにしておく。
今から歌会を始めます。
まず各自、歌を詠んでみて三首、選んでください。
自分のを選んではいけませんよ。
では、○○さんが選んだ歌と選んだ理由を言ってください。
同じく○番をとった人、手を挙げてください。
それぞれ、理由を言ってください。
作者の人はどんな気持ちで詠んだのでしょうか。聞いてみましょう
最初から作者に聞いてはいけない。
自分の解釈と作者の解釈は違ってかまわない。
自由に述べ合うことが大切である。
これを最初の人が選んだ三首について繰り返す。
次に、○○さんが選んだ歌と理由を言ってください。
すでに感想を述べ合った歌については省略する。
4を繰り返す。
残りの時間で「自分のこの歌はどうですか。」とか「これはどういうことですか。」といった質問などがあったら言ってください。
時間がせまったところで打ち切り、解説を加える。
3 講師の先生の言葉から
当たり前のことを詠んだ歌でも、当たり前の良さがある。それがいいというのはそのことをなつかしむ心があるからである。もののあわれだけを詠むものではない。
季節によって見えたり見えなかったりするものを歌にするのもよい。
なるべく五・七・五・七・七のリズムにのせたほうがよい。このリズムが快感を与える。
ちょっと日があたったところが暖かく見える。そういうのが感性である。
作品は作者を離れたら読者のものになる。読者が自由に解釈すればよい。
ある生徒が選んだ三首が三首とも同じ人が作った三首であった。
「これは選者と作者の感性がぴったり同じなんでしょうね。」
4 授業を参観して・・・
ものごとを見る目、言葉を選ぶ感覚が磨かれそうな授業でした。
感想で特に難しいこと、気のきいたことをしゃべるわけではありませんが、自分や友達の作品について自由に話し合うのは楽しい学習だと思います。
教科書にのっている和歌についてもこのような授業ができればいいのではないでしょうか。ある程度の意味がわかればあとは感性で思ったことを話し合ったほうが和歌を好きになるような気がします。