学校評価


生徒たちの写真


熊本県教育情報システム
登録機関

本校は、「熊本県教育情報システム登録機関」であり、本ホームページには、熊本県教育情報システム運用要網、および熊本県教育システムホームページ運用規定が適用 されます。

管理責任者
福澤 弘文/学校長
運用担当者
篠倉 明雄/講師(美術)、総務部広報係
平成22年度 学校評価
  • 全日制
  • 定時制
1 学校教育目標

「学力の定着」、「規範意識の育成」、「進路保障」、「人間尊重の精神」を基底に置き、校訓「誠実」を核として、知力・体力・人間力を磨き、未来を拓く主体性のある生徒を育成することを目指すとともに、工業高校としての使命を果たし、地域の信頼と期待に応える学校づくりに努める。

  1. 教科指導等の充実
  2. 生徒指導の充実
  3. 進路指導の充実
  4. 部活動の充実
  5. 地域社会に期待される学校づくりの推進

2 本年度の重点目標
  1. 研究授業の実施。生徒の能力、実態に応じた授業の工夫と適切な指導。学習習慣と確かな学力の定着。
  2. 礼儀作法を身につけさせる。欠席・遅刻・服装再検査のゼロ運動の推進。いじめ撲滅。交通ルールの遵守。環境美化と校内清掃の徹底。
  3. 面談を通しての自己理解の推進と早期目標の決定。難易度の高い企業や公務員への確実な支援と高い合格率の維持。
  4. 部活動においてメリハリのある練習を行い、文武両道を目指す。部活動の成績向上は生徒募集につながる。
  5. ジュニアマイスターの倍増計画。工業関係各種大会への積極的な参加と成績向上への計画と対策。広報活動の強化。
  6. 環境教育・人権教育の推進。保健、安全教育の充実。中学校との連携。保護者との連携強化。

3 自己評価総括表
  評価項目 評価の観点 具体的目標 具体的方策 評価 成果と課題
学校経営 学校目標及び重点目標の共有 学校の教育目標及び本年度の重点目標の周知徹底 教職員、生徒・保護者等へ説明し、教職員・生徒には90%、 保護者には80%以上の認知度を 目指す 職員会議、全校集会、PTA総会、学年保護者会、地区懇談会、三者面談、学校新聞等で本年度教育 方針等の説明

新年度になり、各行事の中で学校教育目標や重点目標等の説明を実施しているが、生徒6割、教職員・保護者7割と、もう一歩目標に達せず、周知不足の結果となった。

機会ある毎に丁寧な説明を行い、周知徹底し、理解度を深めると共に行動を伴わせる工夫が必要である。

 
学校マネジメントの充実・強化(組織的活動の確立) 各部、各科の目標達成に向けたマネジメントを確立 各部・各科における自己の役割認識と組織体の一員としての自覚と 使命感を身に付ける 定期的に各部、各科の連絡報告会を開催し、目標達成に向けた進捗状況と 今後の対策の確認

各部の組織毎の運営は計画通り、実施されているが、各部、各科の取り組みに対する進捗状況が分かりにくい。

全職員で協議し、情報の共有化を図ることが必要である。

教育環境(施設・設備)の充実と積極的な活用 実践的で教育効果があがる教育環境整備 実習内容の充実と高度化に向けた施設設備を 検討する 産業社会の施設設備の現状を調査させる。
企業での研修の実施

新しい機器や設備も導入されているが、既設設備の老朽化が目立つ。各科の要求内容及び優先順位の検討が必要である。

働きやすい環境整備 週1回、身の回りの環境整備を実施 職員室・各管理室の清掃・整理整頓の徹底

定期的な身の回りの環境整備並びに書類の整理・整頓ができていない部分がある。定期的な整理・整頓の実施を要する

現有する施設・設備 の活用と点検 施設・設備の安全点検 と整理整頓の徹底 学期毎に施設設備の安全 点検簿の提出

安全点検後の点検簿の提出が遅い。

安心・安全・満足を目指す教育活動の徹底と開かれた学校づくり及び広報活動の充実 PTA総会、体育祭、文化祭へのPTA・中学生・地域住民の参加促進 PTA総会は出席率90%以上、文化祭には300人以上の来客者数を実現する 教務部、各学科、進路指導部、生徒会等を中心とした広報活動(HPの充実と学校便りの送付等)と積極的マスコミ活用

PTA総会や文化祭では目標を達成できた。HPの充実など大幅な改善が見られ、学校新聞を各中学校に配布できた。

各行事において、マスコミへの情報提供をすべきである。

学力向上 教職員の授業力向上(わかる授業の実践) 生徒の実態把握と意欲を引き出す授業の創造 教科毎の定期科会の実施 年間指導計画の実施状況を学期、月毎にチェック

教科会は実施されているが、進度のチェックや内容確認等が不十分なので、定期的に時間を設定すべきである。

学力不足の生徒に対する補習において、試験前だけでなく、計画的・組織的な取り組みが必要である。

研究授業が実施されていないので、計画的且つ組織的な取り組みが必要である

学力不足の生徒への補習の実施
朝・放課後を利用した細やかな指導の徹底
各教科の中堅教員の研究授業の実施 生徒アンケート調査、「生徒による授業評価」の実施による実態調査
各教科最低1回の研究授業を行う
専門性を深める教科外活動の実践 専門性深化に向け、難易度の高い資格取得に挑戦 資格取得の全国ベスト20入り(各科10人以上のジュニアマイスター獲得)
生徒研究発表の入賞
各科・学年部が連携し計画的、継続的な指導

昨年度よりは資格取得の数は増えたが、各科間の連携・対応が必要になっている。

学校行事や朝課外の状況、部活動等の現状を踏まえ、検討が必要である。

朝・放課後・長期休業中を利用した資格・検定課外の実施
「ものづくりは人づくり」の充実 創造性を育てる製品づくり、基本技術を習得させる。 施設・情報等の相互乗入による共有化 「ものづくりコンテスト」「マイコンカーラリー」「アイデアロボットコンテスト」等の各種コンテスト入賞 大会出場者の徹底指導

各大会には出場できたが、科を超えた各科間の連携・対応が必要になってきている。一部の担当者に負担がかかっており、専門的な職員研修が必要である。また、予算が必要であり、課外や部活動の実施から製作時間の確保が難しい。

既存の施設・設備を使用した研究においては制限もあるが、科を超えた対応において検討すべきである。

指導者の技術力向上に向けた研修の実施
必要に応じて、学科を超えた指導
課題研究の充実 生徒の興味関心に合った研究
継続型課題研究の検討
進路指導 キャリア教育の充実と強化 生徒・保護者への的確な進路情報の提供と目的意識の啓発 進路だよりの充実 進路だよりの定期的発行

進路だよりについては、定期的に発刊し、生徒達への情報提供はできた。

学年毎の集会時には、進路情報の提供と目的意識の高揚を図ることができた。

インターンシップにおいては、2年生全員が地場企業や学校関係等にお世話になり、生徒達も実社会での体験を通じて働く意義を感じていた。

高度専門技術者・企業人による進路ガイダンスを実施する 学年毎の啓発活動の実施(学年進路講話等)
保護者向け進路講話の実施
インターンシップ、地場企業研究の実施
高レベルの進路実現 (伸ばす教育の実現) きめ細やかな進路相談と学習指導 第1希望の就職内定率90%以上 進路部、学年、各教科の連携によるきめ細やかな指導

昨年度よりは一次不合格者数は半減したが、もっと早い段階からの進路に対する意識を向上させる工夫が必要である。

生徒の希望に応える進路指導体制の確立 難易度の高い企業、大学等への合格者増 学年毎の計画的な進路指導計画の作成と実践

年間を見通した組織的な計画が必要である。

就職指導体制(課外等)の実施

放課後の就職課外は計画的に実施できたが、進路意識が低い生徒の対応が必要。

進学指導体制(課外等)の実施

国立大学6名受験し2名合格。組織的な指導体制を強化する必要がある。

公務員指導体制(課外等)の実施

公務員課外の内容周知、並びに組織の強化が必要である。

個別指導体制の充実 各種模試(学校独自を含む)の実施

各学年毎の校内模試は実施できた。

時間的な制約もあり、個別指導体制が整っておらず、担任の負担が大きい。

積極的な情報収集と有用な参考資料の作成・提供

もっと進路情報を教職員・生徒へ提供する工夫が必要である。

生徒指導 品性を育てる 心のこもった挨拶や言葉遣い、礼儀、マナー、さわやかな服装等の習得 服装再検査者の減少 場に応じた行動を心掛ける 毎月の服装検査、指導

「生活・服装・頭髪等に関するきまりを理解しているか」という質問において、生徒5割、保護者7割弱と理解できていない。生徒や保護者から頭髪のきまりが厳しく一定でない旨のクレームがあり、共通理解を図るべきである。

検査後の指導が徹底していない。PTAや生徒会による挨拶運動等の必要性を感じる。

職員からの挨拶運動
生徒会による校門での挨拶運動
PTAや地域と連動した生徒指導
生徒会活動を通しての生徒指導
社会で必要とされる心構えを習得 働くことの意義を知り社会人に求められる基本を身に付ける 毎月の欠席・遅刻のゼロ運動 (学級目標の設定) 交通マナーの遵守 家庭との連携強化 職員による校門指導

登校時刻にぎりぎりの生徒や遅刻・欠席者が増加している。校門指導は生徒部のみでなく全職員で取り組むべきである。

毎月の集計結果を生徒や保護者に公表し家庭との連携を強化する
交通安全指導の徹底
校訓「誠実」の涵養 「誠実」の徹底指導と定着化と母校愛を育む 落ち着きのある雰囲気を維持する 問題行動を減少させる 種々の集会や学校新聞、PTA広報誌等で「誠実」に関する記事を掲載する

問題行動として、喫煙・授業中の携帯電話・交通問題等が多かった。「誠実」の意義を徹底し、共通理解を図るべき。

朝の10分間読書を通して読書習慣を身に付ける 生徒と職員が一緒になって読書に親しむ

一部のクラスでチャイムと同時に実施されていないが、概ね10分間読書の習慣が身についてきた

学校内外の清掃活動を通して、豊かな心を育 む(年最低1回) 校内・学校周辺・利用駅等の清掃活動

校内の清掃活動において、隅々まで行きとどいておらず不十分。担当者の指導を徹底し、校外のボランティア活動を充実させ心を育てる必要がある。

善行については積極的に 紹介する
社会を逞しく生き抜く心身の育成 誰にも負けない「日本一の練習」に挑戦 (熱意、挑戦、継続) 各種コンテスト入賞 顧問と生徒・保護者との連携(信頼と協力)による指導強化

写真部やインテリア科などで各種コンクールで優秀賞やその他に入賞する生徒がいたが、更に職員の指導強化が必要。

部活動各種大会の入賞 (ベスト4以上の実現) 顧問の指導力向上(外部 研修含む)

弓道部の全国大会準優勝や柔道部の上位入賞の他、国体出場や九州大会出場も増えた。顧問や生徒のやる気によって活動状況や顧問の負担に偏りがある。

生徒達のやる気の喚起 大会内容や入賞結果の報告
問題行動や悩みを持つ生徒への適切な対応 種々の理由による中途退学者や不登校者 の把握 中途退学者、不登校生徒が前年度を下回るよ う、細やかな指導の徹底 担任や学年主任等による家庭訪問により個別対応 機会を充実する

問題行動が多かった。担任、学年主任をはじめ科の職員と生徒・保護者との連携を密にする必要がある。

人権教育の推進 人権教育推進体制及び人権教育の充実 全教職員の人権教育実践力の向上 年1回以上の校外研修会参加と校内研修会を実施する 人権教育推進係で企画立案し開催する 人権教育職員研修や全職員によるレポート提出など計画的に実施できた。また、研修会への参加率も高かった。
全ての教育活動を活用した人権意識の高揚 障がいや悩みを持つ生徒の情報の共有化と実践 月1回は科会や学年会で情報交換会を実施する 家庭と学校との連携強化

全職員で生徒理解にかかわる研修や外部講師による講話を実施したい

適宜、専門家の指導、アドバイスを受ける
全職員による適切な対応策を徹底研究 専門家による校内職員研修会を実施する

専門家による研修会が実施できてない。全職員による対応策の研究も不十分。

人権教育の内容の充実 各学年毎の人権教育に係る年間計画の作成 人権教育推進委員会で統一LHR指導案の原案を作成する

人権教育推進委員会で、各学年の人権教育の内容やLHRの内容・指導案等の検討を行い実施できた。

各種研修会に参加した職員からの報告及び研修会も実施できた。

年1回、人権に係る講演を実施する 各種人権協議会での協議内容を報告(朝会等)
特色ある学校づくり 開かれた学校づくりの充実 教育内容の魅力化と中学生、保護者、地域社会への教育成果の周知徹底 ものづくり講習会や開放講座等の実施における実施時期、参加者数の改善充実を図る 中学生体験入学の実施

中学生体験入学やものづくり講座においては、各科毎に企画から効果的な実践まで行うことができた。

参加者の募集において、ホームページに掲載することはできたが、もう一歩広報活動の工夫が必要である。

各部から広報委員を選出し、HPを中心とする検討委員会を立ち上げ、定期的に広報に関する会議を持つ必要がある。

学科毎のものづくり講座の実施
ホームページでの参加募集など、広報活動の工夫を図る
様々な教育成果や学校行事の実施状況を年2回中学校等に紹介する 学校情報の広報誌制作
ホームページの充実

各学期の行事や生徒達の活躍をまとめた広報誌を作成し、各中学校へ配布することができた。

保健安全環境の管理 校内環境整備の充実 整理整頓の意義と意識を高める 各学期毎の校内美化週間を実施する 生徒会、管理部主催による美化コンクールの実施

定期的な美化コンクールは実施できたが、一部のクラスで片付けが悪いところがある。

教室、工場、部室等の管理意識の高揚 最低年1回の安全点検を実施する 職員による危険箇所等の安全点検の実施

本年度は、各学期毎に実施できたが、点検簿の提出や改善まで至っていない。

教職員が率先垂範し、 環境に対する責任ある態度 学校版環境ISOを作成する 省資源、リサイクルの徹底

各クラス・各科からのごみ分別は一応実施されているが十分とは言えない。

片面印刷、節電、印刷枚数削減等の徹底ができていない。

学校版環境ISOを策定し、全生徒・全職員への研修を含め周知徹底を図りたい。

使用電力と水道の細やかな節減
排出ごみの削減、ごみ分別の徹底
心身ともに健康な学校生活の実現 健康診断結果等をもとにした日常的な健康管理の充実と健康 心身の健康に悩みを持 つ生徒の早期発見と支援 保健(病気予防対策等) 啓発 生徒、保護者、学校の連携の徹底

定期的な保健だよりによる各病気予防対策など、生徒・教職員への周知徹底はできている。

性教育や薬物乱用等についての外部講師による講演も実施できた。

様々な課題を抱えた生徒の情報の共有化を図るために、各学期毎に学年会あるいは短時間の職員会議を設定する必要がある。

外部講師による講話の実施
保健委員会の開催
生徒情報の共有化を図る
毎月保健だよりの発行
特別支援教育 特別支援教育の充実 個に応じた指導の充実 必要な生徒の個別の指導計画を作成し、適切な支援を実践する情報交換会を実施する 学科、学年を中心としながら全職員の共通理解のもとで支援を行う

ケアが必要な生徒の情報や対応等に関する情報の共有化が図られておらず、学校としての統一した体制を早急に確立する必要がある。

研修を含め専門家との連携(相談等)を徹底

学校カウンセラーや相談窓口が明確化されていない。専門家による全職員を対象とした研修の実施や相談の場を設定したい。


4 学校関係者評価(学校評議員等)
  • 就職後に目標を持っている人は少ない。将来にわたって目標を持ってる人は伸びる。ぜひ生徒達には目標を持って学習するように指導してほしい。
  • 高校を卒業して社会人として、「したたかさ」・「図々しさ」を持ってほしい。一つのことがだめだった場合、気落ちしてシュンとなるようではダメ。何かあった場合、選択肢を持てるようにならないと伸びない。
  • 「挨拶」、「やってやるという姿勢」、「将来のリーダーシップ」等を持ち合わせ、就職しても夢を持ち、自分の可能性を信じて行動し、個性を伸ばすことができるような生徒の育成を願う。
  • 少子化に伴い保護者との接し方も難しくなっている。学校から家庭へ連絡する場合、「-(マイナス)イメージ」が多く、学校は敷居が高くなっている。もっと日頃から「+(プラス)イメージ」を家庭にとどけることで、前向きになってくるのではないか。
  • 後始末より、前始末をもっと考えたほうが良い。世の中でどのような活動をしたいのかという将来像をもたせ、社会の現状を話し、「今何をしなければならないのか」をしっかり教示して欲しい。
  • 子ども達に夢を持たせるためには、自分の意志で将来の進路を決めることが出来るよう指導することが必要である。社会にでたら、そこで「必要とされる人材」になるように育てて欲しい。
  • 今の生徒は、「言っただけ」で、自分の思いが相手に通じていると勘違いしている。コミュニケーション能力の向上のための指導が望まれる。
  • 入学者の定員割れ対策として、大学のオープンキャンパスのように地域へ学校を開放することを考えてはどうか。地域への広報活動も重要である。
  • 八代工業高校が生徒一人ひとりの可能性を最大限に伸ばし、それぞれの進路を拓いていく取り組みを精一杯されているようすが強く感じられる。今後、さらなる充実を望むことは、①就職が厳しい時代ゆえに、確実な進路指導を行うこと。②部活動や作品づくり・作品展などにより、生徒の頑張りを多くの方に伝えていくこと。③後輩の育成として、中学校へのものづくりの体験機会を多く設けること。

5 総合評価
  • 学校目標や重点目標について、年度当初や始業式・終業式等の機会毎に話をしており、概ね保護者と生徒は認識している。ただ、もう一歩積極的な行動を促すためには、機会ある毎に丁寧な説明を行い、周知徹底し理解を深める必要がある。
  • 学習面においては、生徒の半数は授業の展開が早く、分かりにくいという結果であった。ただ教職員は授業力向上のために努めているという結果であり生徒と教職員との認識のズレが明らかになった。今後、研究授業等を通して検討していかなければならない。
  • 学校内外の環境整備において、校舎内の隅々やガラス窓など、一部のクラスで掃除が行き届いてない現状である。大掃除の時期や方法等についての検討、及び、校外清掃等のボランティア活動を通して心の教育を推進していかなければならない。
  • 生徒達は、資格取得や検定試験等に積極的に挑戦しているが、そのための補講等において、クラブ活動の練習時間調整や受験料等の問題もあり、家庭との連携をさらに図っていかなければならない。
  • 進路決定ができない生徒への指導においては、早い段階から面談を実施するなどキャリア教育が必要である。ハローワークとの連携や情報提供においては、適切に実施されている。さらに職業選択に係る面談や資料提示、低学年の段階から細やかなガイダンス指導等の工夫が必要である。
  • 3年生への進路指導においては、夏休みの学習会や面談・書類作成など十分に対応できている。より一層、職業選択に対する生徒・保護者との面談を十分に設定するようにしなければならない。
  • 部活動においては、弓道部の全国高校総体準優勝や柔道部・陸上部・水泳部等の九州大会出場や国体出場など活躍した。また文化部では、吹奏楽部はコンクールBパート金賞、写真部の最優秀賞など成果が上がっている。
  • 生活指導面においては、頭髪・服装検査後の指導にばらつきがあるとのクレームもあり、教職員の共通理解を図る必要がある。また、保護者や生徒達に頭髪や服装についての基準について、周知徹底する必要がある。
  • 特別支援の必要な生徒に関する情報不足がある。生徒の情報交換会や悩みや相談に関する職員研修や体制作り、並びに外部組織との連携等を図る必要がある。

6 次年度への課題・改善策
  1. 学力の向上
    • 各教科の授業研究の更なる充実
    • 放課後、部活動と朝課外を分けたメリハリのある教育活動
    • 国語・数学・英語の宿題並びに基礎学力テストの計画的実施
  2. 資格取得の取り組み
    • ジュニアマイスター取得増加に向け、各科が連携した指導体制の見直し
  3. 地域への啓発
    • ホームページの充実
    • 学校案内パンフレットの充実
    • 年度当初から計画的な広報誌の作成
    • 中学生や地域住民を対象とした「ものづくり教室」等の充実
  4. 進路指導体制の強化
    • 年間計画のもと、就職・進学・公務員の指導体制の強化
    • 企業との連携強化、進路講話等の計画的実施
    • 放課後や長期休業中の合同学習会等の実施
    • 家庭や関係部署との連携強化
    • 国立大学受験対策並びに組織化
  5. 校内組織の充実
    • 人権教育指導体制の充実
    • 特別支援教育体制の組織強化
1 学校教育目標
  • 校訓「誠実」のもと、実学教育を推進し、勤労を尊び、知力・体力・人間力(徳性・感性・品性)を備えた人材を育成する。
    • 誠実、闊達の気風と進取の気性を尊び、母校愛を育て、心豊かな人間を育成する。
    • 「ものづくりは人づくり」を基本とし、産業の発展に寄与する実践的技術者を育成する。
    • 主体的・自主的に学び、確かな学力と豊かな創造性を備えた人間を育成する。
    • 働きながら学ぶことを通して強くてしなやかな心の育成を図り、逞しい人間を育成する。

2 本年度の重点目標
  • 進路実現のための基本的な生活習慣や規範意識を身につけた人材育成
  • 社会への適応能力の高い人材育成(社会が求める人材育成)

3 自己評価総括表
  評価項目 評価の観点 具体的目標 具体的方策 評価 成果と課題
学校運営 学校目標の共有 学校の教育目標及び本年度の重点目標の周知徹底 教職員、生徒・保護者等へ説明し、その認知度 8割を目指す 職員会議、全校集会、PTA、 三者面談等で趣旨を説明する
  • 生徒への周知機会を増やし、「解りやすい」説明に努める。
  • PTA総会や保護者会等の出席率向上を図る必要がある。
組織的教育活動の確立(協働体制の確立) 各部会開催と報告による協働意欲の喚起 定期的に各部会を開催し、その報告を徹底する 各部会前の協議・要項検討等を 充分に行う
  • 1学期後半から、部内の協働意識は向上したが、今後は各部間の共通理解と連携向上を図る必要がある。
施設・設備の充実とその活用 働きやすい環境整備 週1回、身の回りの 環境整備を実施する 職員室・管理室を全職員で清掃
  • 職員の価値観や感覚の違いから全職員の取組になっていない。
現有する施設・設備の備品配備チェック 学期に1回以上の実施を目指す 各校務分掌備品等の活用を図る
  • 事務部の努力により、職員の物品管理や有効活用への関心は高まった。
学校行事への保護者や中学校関係者等の参加の促進 5月総会・11月「教育の日」の公開授業へのPTA・中学関係者等の参加促進 総会・公開授業とも4割以上のPTA出席率を目指す 家庭事情もあり難しい面もある が、広報活動(学校便りの送付等)を展開する
  • 学校相談会の実施により、中学校関係者の参加は増えた。
  • 保護者会の内容等の工夫により、学校への関心度を高める(来る気にさせる)必要がある。
学力向上 教科指導力の向上に取り組む 分かる授業の創造 全職員年1回の研究授業の実施(ICTを活用した授業実践) 教務部で年間計画を作成し、全職員で合評会を行う
  • 公開授業の機会は増加したが、研究授業は次年度の重点事項となる。
  • ICT活用は、機器の整備が必要である。
各教科における基礎学力向上対策の推進 生徒が自らの目標に向け主体的に学習する能力の育成 基礎学力定着のための個別指導実践。義務教育内容の振り返り学習の実践 各教科独自資料準備。「漢検」学習など共通課題への取り組み。資格取得への挑戦。長期休暇中や放課後等の課外指導。
  • 課外や資格取得指導への取組が、生徒の学習意欲向上につながっている。
  • 中・長期的な計画に基づく指導が必要である。
遅刻・欠席の防止、自ら学ぶ態度の育成 教務での毎月集計を続け、担任との連携強化 1日平均で学年在籍数2割以下の欠席数を目指す 集計状況結果を生徒・保護者に 連絡し、注意を促す
  • 学校から家庭への連絡は徹底しているが、1~3年次に長欠者が多く、出席率向上に結びついていない。
進路指導 進路情報収集・提供保護者との連携・進路意識の向上 進路講話や上級学校のガイダンスを実施 進路ガイダンスの実施に伴う生徒・保護者の参加を促す 事前計画、実施案内、指導資料等の準備を徹底する
  • 進路講話やガイダンスの実施等で生徒の進路認識は高くなったが、保護者との連携強化が必要である。
進路指導の充実 卒業予定者全員の進路決定 進路の早期決定と目的意識の啓発 全日制進路指導部と担任との部会の開催2者・3者面談を実施する 進路指導部と担任との連携を 密にし、細かく進路面談を行う
  • 卒業予定者全員の進路は決定した。希望通りの進路決定のためには、1年次からの計画的な指導が必要である。
企業訪問・学校訪問の実施 生徒の要望に応じた進路開拓の実施 個に応じた就職・進学課外を 実施する
  • 課外への取り組みは行っているが、進路開拓は、全日制任せになっている。
学校・ハローワ ーク・企業との 連携進路指導の 推進と定着指導 職安を通した正規採 用就職者数を増やす 目標として、昨年度実績 数を越える 求人状況を頻繁に連絡広報する。 職員による職場開拓を実施する。
  • 職安を通した就職は多くなったが、専門的な就職先の開拓が必要である。
生徒指導 基本的な生活習慣の確立 常識ある態度や言葉遣いの醸成 常識ある容儀・言葉遣いや態度の育成 各学期当初の登校時の挨拶指導や授業開始時の挨拶等、全教職員によるきめ細かな指導を実施する 職員側からの挨拶を率先垂範する 。導法の再点検や個人面談を実施する
  • 登校指導、校内巡視等が定着し、生徒と教師が接する機会が増え、生活習慣の改善は見られる。さらに、教師の『言葉かけ』を推進し、生徒たちの自覚を促していく必要がある。
交通安全指導 交通用具安全点検及び交通安全実技講習会の実施 年度当初に安全点検や講習会を実施し、整備不良項目の皆無を目指す 登校指導の徹底
通学に使用する用具の整備・点検と通学許可承認等を行う
  • 講習会や登校指導の成果は見られるが、施錠やライト等の定期的な点検指導が必要である。
生徒会活動の活性化 生徒会役員が主体・自主的に活動できる環境整備
年間の学校行事の完成度でチェック
生徒会役員による運営及び参加生徒を促進し、欠席を皆無にする 各行事の事前指導の実施と職員によるバックアップを行う
  • 行事の内容や方法の一部見直しによって、生徒が主体的に参加できる場面が増えた。さらに、企画段階から生徒が主体的に参加するよう生徒会役員の育成が必要である。
人権教育の推進 推進体制の確立 研修の充実 研修会への積極的参加と職員研修会の実施 年1回以上の校外研修会参加と校内研修会を実施する 人権推進係で企画し、全職員で参画する
  • 研修会の実施や参加は、計画的に行われている。校外研修等の報告の徹底が必要である。
全ての教育活動を通した人権教育の取組中途退学や不登校等の防止 多様化した生徒の情報の共有化を促進 毎月1回各学年毎の生徒情報交換会を実施する 常に全職員で情報を把握し、教育活動における指導法等の工夫・改善を図る
  • 情報交換会による情報の共有化は、特に長欠者や特別指導対象者等の指導に効果があった。
  • 情報交換会については、多方面からの情報が収集できるよう工夫が必要である。
中途退学や不登校の人数及び状況把握 特に退学について前年数を下回る(昨年度1名) 家庭訪問での個別対応機会を 充実させる
  • 生徒や保護者に対する対応は適切に行われたが、前期、学科新設による生徒の多様化に対応できなかった。
学校、家庭、地域社会における取組の充実 市町村・県人権教等と連携し、人権教育関連講話の実施 校内外で年1回以上実施する 人権推進係で企画し、全職員で参画する
  • 職員に対する研修機会は整っているので、今後は家庭等との連携強化が必要である。
保健 ・ 安全 ・ 環境 の 管理 学習環境整備の推進 各自の教室・ロッカーの清掃を実施 各学期末毎に、全生徒による清掃を実施する 全職員による一斉指導を行う
  • 学期毎の清掃は計画的に実施されている。今後は、日常的な美化活動の推進が必要である。
基本的な生活習慣、規範意識の確立 健康に関する掲示物やアンケート等で、生徒の意識改革 毎月保健だよりを発行、年2回健康に関するアンケートを実施する 生徒・保護者との連携を十分 に行う
  • 保健だよりを利用した健康指導は行き届いている。今後は、保護者との連携を密にする必要がある。
健康教育の充実 薬物乱用等、外部講師による講話を実施する 講演内容や講師についての企画における事前協議を行う
  • 性教育等の講演は、講師や内容も適切で、生徒の関心も高かった。必要な内容について把握し、適切な企画を行いたい。
健康で豊かな心をもった生徒の育成 健康診断結果を基に要治療生徒の受診状況をチェック 要治療生徒全員の治療完了を目指す 該当生徒への面談や保護者への受診依頼等を働きかける
  • 個々の生徒への指導は適切に行われているが、治療完了後の把握が十分ではない。
心身ともに健康な状態で学校生活を送ることができるようきめ細かな支援 心身の健康に悩みを持つ生徒の早期発見と対応・支援を行う 生徒情報交換会での活用や毎日の全生徒への健康観察を実施する
  • 健康観察や生徒相談等を通じての心身の健康に係る状況把握は適切である。さらに、全職員による生徒への「声かけ」等の機会を増やす必要がある。

4 学校関係者評価
【定時制教育懇話会のご意見】
  • 授業態度は、全日制と比べると落ち着きに欠ける。厳しくするところは厳しく指導すべきである。また、生徒がしっかりとした目標を持ち、時間を過ごすように指導すべきである。
  • 評議員4年目になるが、定時制は生徒数も増え、昨年に比べて雰囲気が変わってきた。全日制と異なり、働きながら学んでいるからという考えもあるだろうが、もう少し厳しい面があってもよいのではないか。
  • 昨年に比べ活気が出てきた。先生方が生徒一人ひとりを暖かい目線で見ていることは評価できる。
  • 定時制の卒業生や在校生(コンビニのアルバイト1年次生)を3名雇用しているが、こつこつと粘り強く働くので好感が持てる。この点をのばして欲しい。
  • 夢に向かって努力する姿勢を育てて欲しい。定時制のようすについて、いろいろな機会に中学校へ伝える努力をしたい。中・高連携の大切さを感じているので、今後とも協力していきたい。
【第2回評議員会の意見】
  • 世の中でどのような活動をしたいのかという将来像をもたせ、社会の現状を話し、今何をしなければならないのかをしっかり教示して欲しい。夢や希望を持った生徒の育成をして欲しい。
  • 子ども達に夢を持たせるためには、自分の意志で将来の進路を決めることが出来るよう指導することが必要である。社会にでたら、そこで「必要とされる人材」になるように育てて欲しい。
  • 今の子ども達は、「言っただけ」で、自分の思いが相手に通じていると勘違いしている。コミュニケーション能力向上のための指導が望まれる。
  • 入学者の定員割れ対策として、大学のオープンキャンパスのように地域へ学校を開放することを考えてはどうか。地域への広報活動も重要である。
  • 八代工業高校が生徒一人ひとりの可能性を最大限に伸ばし、それぞれの進路を拓いていく取り組みを精一杯されているようすが強く感じられます。特に、定時制では義務教育で十分に培うことが出来ていなかった部分をていねいに補っていただいており、とてもありがたく思います。
  • 今後、次のようなことのさらなる充実を望みます。
    1. 就職が厳しい時代ゆえに、確実な進路指導を行う。
    2. 部活動や作品づくり・作品展などにより、生徒の頑張りを多くの方に伝えていく。
    3. 後輩の育成として、中学校へのものづくりの体験機会を多く設ける。

5 総合評価
  • 学校経営における学校目標や重点事項について、やや改善したものの生徒達への周知が十分ではないことから、再点検し改善を行う。
  • 学校行事への保護者や中学校関係者等の参加促進については、学校相談会の実施により、中学校関係者の参加は増加したが、保護者に対してはその内容や方法等を再点検し参加率の向上を図る。
  • 学力向上の計画段階では、全職員で年1回のICT等を活用した「わかる授業」の研究授業を計画していたが、機器整備等の遅れもあり、公開授業の実施に止まったが、年度末に機器整備が済んだので次年度完全実施をめざす。
  • 基礎学力不足生徒に対する対策として、夏季休業中の課外・考査前のスタディサポート(補講)・放課後の個別指導などを実施したことで、学業不振による不登校・単位未修得者を減らすことが出来た。
  • 進路指導において、卒業生全員の進路が決定、その中で職安を通した就職が増加したことは、職安との連携や進路学習指導等の充実の成果である。
  • 企業訪問・学校訪問の充実に関しては、全日制任せになっているのが現状のため、総合学科の卒業年次をめざして検討し改善を図る。
  • 生徒指導おいては、様々な課題を抱えた新入生の増加により、2学期中盤までは特別指導が多かったが、個々に応じたきめ細かな指導の徹底で、その後は落ち着いた学校生活を送っている。
  • 生徒会活動の活性化については、やや改善が見られるが、生徒たち自身が企画・運営までには至っていないので、生徒が主体的に取り組めるよう、さらに検討し改善を行う。
  • 人権教育の推進において、中途退学者や不登校の防止は、様々な課題を抱えた生徒の増加により、目標を達成できなかった。中高連携強化の推進なども検討していきたい。
  • 多様化した生徒の情報共有化の促進に関しては、月1回の生徒情報交換会や学年毎の教科会の実施により、教科指導や生徒指導において考慮することができた。これにより、問題行動が目立った1年次生も、個々に応じたきめ細かい指導ができたことから、年度中盤には落ち着いた生活状況になった。
  • 保健・環境の管理においては、定期的なロッカーの清掃を実施したが、日常の清掃活動までには至っていない。日課の中に清掃活動の時間を設定するなどの検討を行い改善を図る。
  • 生徒の健康に関する項目においては、保健だよりや健康アンケートの実施、登校時の健康チェック等の実施、健康診断後の指導など十分に対応することで生徒・保護者・職員のアンケートにおいて良好な結果であった。

6 次年度への課題・改善策
  1. 学校経営
    • 定時制総合学科としての特色づくり推進
    • 全職員による学校目標や課題の共有化と協働化の推進
    • 中学校向けの相談会や広報活動の充実
    • PTAやクラス保護者会活動の活性化
  2. 学力向上
    • 3修制の定着をめざした学外学修の充実
    • 技能審査による単位認定を目指した資格取得の推進
    • 「わかる授業」のための研究授業の実施
    • 基礎学力向上・進路学習のための指導体制の強化
    • 基礎学力不足生徒への補講等の充実
    • 確実な単位修得や進路実現のための出席率向上対策
  3. 進路指導
    • インターンシップの実施
    • 生徒の進路実現に向けた進路指導計画の作成と実践
    • 企業・上級学校訪問の実施
    • 科目履修選択・単位修得に関するガイダンスの充実
  4. 生徒指導
    • 教師の「言葉かけ」を強化・推進する
    • 部活動・生徒会活動など生徒の主体的な活動の推進
    • 常識ある態度や言葉遣いの指導を徹底
    • 情報モラル教育の推進
  5. 人権教育の推進
    • 中高連携強化による中退防止
    • 長期欠席者に対する対応の組織化(担任・教務・生徒指導等の連携強化)
    • 情報交換会の内容・方法等の工夫改善
  6. 保健・安全・環境の管理
    • 清掃活動の時間を日課に設定
    • 生徒保健委員による保健・健康に関する啓発活動の実施
    • 性教育・食育等への保護者の参加促進