| 校長室便りNo.15 | ![]() |
| 退任式後、今年度卒業生と一緒に | |
| 熊本県立高森高等学校長 田 中 一 則 |
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先ほど退任式を済ませてきました。私を含めて5名の教職員が高森高校を後にします。東日本震災で多くの涙を流した今、もう流す涙は残っていませんでした。今年の卒業生たちもたくさん集まってくれました。もともと別れは苦手です。努めて明るく振舞ってはいましたが、心の中は泣きたい気持ちでいっぱいでした。町に住むこと2年。3月も残り1週間を切ってから、いつも見慣れた町なのに何故か景色が違って見えました。生徒たちや町の人、一人ひとりの顔が次々に思い浮かんでは消えていきました。人に優しいとてもいい町に住むことができて幸せでした。冬の寒さはきびしかったけれど...。 2万人以上の死者・行方不明者。親子、兄弟、親類などずたずたの状態。多くの教職員や児童生徒も犠牲になった大震災。今、私たちは何と言葉かけをしたらいいのか、どんな行動を起こしたらいいのか。毎日、報道を目の当たりにするたびに、胸が張り裂けそうになります。それでも復興を信じ前に進むしかありません。私たちは今の歳だからできること、今の立場だからできること、今居る場所だからできることに向かって進まねばなりません。フルネームで呼べた112名の生徒達、そして父や母のような先生達、優しく包み込んでくれた保護者や地域の人達。ありがとうございました。 遠く山鹿の地より高森高校の発展を祈っています。 平成23年3月29日 |
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