人権講演会・絆プロジェクト講演会を開催しました。
(講 師)
九州大学大学院農学研究院助教
佐藤 剛史 氏
『「生」・「性」・「食」~自立した大人になるために~』
期日:平成23年1月13日(金)
時間:午前9時00分~午前10時50分
場所:翔陽高校 体育館
講師紹介:「農と食を土台としたhappyな人生の作り方、社会のあり方を考える。」
<プロフィール>
九州大学大学院農学研究院助教。1973年、大分県生まれ。農学博士。
年間の講演、ワークショップの回数は100回を超える。研究の専門は、農業経済学、環境経済学。
九州大学の横川洋教授に師事し、宇根豊さん、八尋幸隆さん、古野隆雄さん等々の農家と現場の師匠
に環境保全型農業や農業の多面的機能について研究している。目標は「研究と実践活動の両立、統合」。
学生時代に、NPO法人環境創造舎を立ち上げ、代表理事に就任。里山再生活動、生物多様性保全活動、
市民参加型のまちづくり、食育などの事業・活動を展開。主な著書に
『ここ-食卓から始まる生教育-』(西日本新聞社)
『弁当の日-食べ盛りの君たちへ-』(西日本新聞社)
『いのちをいただく』(西日本新聞社)
『すごい弁当力!』(五月書房)
『金の卵-』(築地書館)など。
新聞掲載、テレビ・ラジオ出演も多数。 
ヒトが人として、幸せに生きるためには何が必要なのかを、「性」「食」「生きる」それぞれの視点を
盛り込んだ講演を聴く中で、自己肯定感を育み、自分の人生を大切に生きなおかつ他者を思いやること
のできるようになる機会になればと今回の講演がおこなわれました。
いくつかの言葉を紹介します。
「成功よりも成長を大切に。」
成功は限られた人に保障されたもので他人と比べること。そんなことではhappyにはなれない。
成長は万人に保障されていて自分と比べるものだから毎日でもhappyを感じられる。
「自分に都合のいいことが成功。」
自分は失敗ばかり。と、その時は思っても、そのおかげで現在がある。
その時だけで失敗か成功かは決めれない。
「生の反対は死ではない。生まれないこと。人はそこにいるだけで価値がある」
「人生を輝かせるために、命を輝かせるためにどう生きるか」
日本の出生数は年間約109万人。しかし流産25万、死産4万、人工妊娠中絶26万、
不妊症の夫婦200万組。生きていることはすごいこと。生んでくれたことに感謝しよう。
「余命1週間。あなたは何をしますか。死んだ時は周囲に何と言ってほしいですか。」
生徒たちは「遊ぶ」「寝る」「親戚に挨拶に行く」などさまざま。死んだら
「ありがとう」「出会えてよかった」と言ってほしいと答えました。
「ありがとう」と言われるにはそう言われるように生きなくてはいけない。
人はいつ死ぬか分からないから普段から行動に気をつけて、感謝の心を忘れずに。
「弁当の日」
自分でお弁当を作る弁当の日。できることがカッコイイ、一生懸命することはカッコイイという
価値観がうまれる。上級生が作るお弁当は給食を食べる下級生の成長スイッチをONさせる。
学校生活でも1、2年生は素敵な先輩を見つけよう。3年生は素敵な先輩でいよう。
寒い中でしたが、みんな真剣に講演を聞いていました。なかには涙ぐむ生徒や先生もいたようです。
自分のこと、他人のこと、生きるということ。みんながこれからの人生をもっと輝かせることができ
るように、感謝の心をもって日々成長していける人になっていければと思います。
