地域に根ざし、夢に挑戦する学校作り
校長 松尾 哲也
新任校長として苓明高校に赴任させていただき、不安を抱えてのスタートでしたが、先生方の協力、生徒達の明るい笑顔のお陰でなんとか3年目を迎えることができました。
今年度は教育目標を「地域に根ざし、夢に挑戦する学校作り」としました。
教育の基盤はあくまでも、教師と生徒との信頼関係であり、教師が誠意を持って教育に真剣に打ち込むときに、生徒の心は動かされ、そこに信頼感が生まれます。
また、地域の人々に愛され、期待を込めて注目され、生徒が夢や目標を持ち、夢に挑戦することで生徒たちに充実感・成就感を体験させることが大切であり、生徒達に夢や目標をいかに持たせることができるかが、私達教師に課せられている宿命と言えるのではないかと思います。
そのための具体的な目標として、一番目に学級運営の重要性と職員の連携強化を掲げました。「学級経営が本物である教師は、魅力ある授業のできる教師でもある」と言われます。生徒への細やかな配慮と根気強い指導の中で、担任としての力量を高める努力が必要だと思います。職員の連携強化では、部会・科会の徹底、整理整頓、時間の厳守、挨拶・礼儀を目標にしました。
二番目に生徒指導の充実です。生徒指導は生徒の人間形成・人格形成の礎となる営みであり、全職員の共通理解のもと、個別的に、継続的に行う。そして全ての面で教師が手本となることは教えることの本質です。「挨拶や言葉遣いを含め、生徒の服装や身なりがきちんとしている学校」「職員と生徒によって、校内がいつも美しく清掃されている学校」等、生徒にとって、楽ではないが楽しい学校になるように目指します。
三番目は、進路指導の充実と学力の向上です。本人の希望や保護者の願いである個々の生徒の進路目標を、どれだけ達成させてやれるかは、当面する重要な課題です。
四番目は部活動・生徒会・図書活動(読書指導)・学校行事の活性化です。将来の良識ある社会人として健康な身体を鍛え、豊かな人間関係を作り、生きる力を養うことの基本となる訓練は、まさに高校時代に求められる大きな使命の一つです。2年前にウォークマラソンを始めましたが、保護者の皆様の協力で本校の伝統行事になりつつあります。学校行事で生徒は成長をしてくれますので、今後とも工夫改善を考えて行きたいと思います。
本校は今年で創立92周年を迎えます。大正9年に天草実業学校が開設されて以来、昭和23年に学制改革で熊本県立天草農業高校と改名、平成5年に現在の校名「熊本県立苓明高等学校」となりました。これまで幾度かの変遷難局を乗り越えながら、歴代の校長先生をはじめ、先生方、生徒、同窓会、保護者の方々のたゆまぬ努力と地域の皆様の暖かいご支援に支えられ、92年という歴史と伝統を築かれました。
また、校訓「報恩・勤労・創造」の校訓の下、良き伝統と校風を引き継がれ、県内はもちろん県外各地において産業・文化・経済等色々な分野で信頼され活躍されておられる卒業生諸氏は、17,000名を数えます。
また天草地区の一次産業の活性化の一翼を担い、オリーブの栽培、食品開発等を行っています。現在、校内には100本程のオリーブの木が植樹されており、数年後にはたわわになった実を収穫し、オリーブを使用した新製品の開発等来るべき100周年に向け地域と連携しながら様々なことに取り組んでいきます。
このホームページをとおして、本校教育への御理解を深めていただき、今後の教育活動にさらなる御支援をお願いしまして挨拶といたします。
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