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校長室便り 5月分

「山笑う」の季節

DSCN0046.JPG     校庭の花壇に咲くナデシコの花
 あっという間の4月が過ぎ去り、「山笑う」の季節になりました。生徒達は先月の阿蘇・菊鹿大会を終え、来る5月13日(日)の体育祭に向けて、猛練習といったところです。新・転任の15名の先生方も、今やすっかり打ち解けて、日夜生徒達と奮闘されています。今年は例年になくインフルエンザが遅くまで猛威をふるい、ついに学級閉鎖に追い込まれたクラスも出ました。先生の中にもA型とB型の二回も罹患する人まで出る始末です。


 昨年度を振り返りますと、進学実績ではこの10年間で最高の結果を残すことができました。その結果について、㈰本校の管理棟玄関 ㈪近隣の国道325号線沿いの建設DSCN0047.JPG       なでしこの花会社 ㈫市中心部の銀行玄関の3カ所に看板を掲示させてもらっています。御協力に感謝申し上げます。何かの機会に是非御覧下さい。鹿本高校をこれからも、もっともっとPRしていかなければと考えています。


 先日、八千代座100周年記念事業の締めくくりの会議がもたれました。その最後に、せっかく市内4校の高校生達の力が、この事業で結集されたので、今後も4校の集まりを継続して欲しい旨、発言させてもらいました。これからは真の意味での「連携」が必要になってくるはずです。様々な場面での「連携」を仕掛けていく必要性を感じています。2050年には県の人口が、現在より50万人も減るという予測が出ているそうです。少子化どころか、人がいなくなる地域も出てくるのではないでしょうか。そのころ50代を迎える今の高校生達の力を、大いに活用しておきたいものです。


 昨年のツバメが再び帰ってきました。しかも今度は増改築までして。昨年度は子育てしながらの増改築でしたので、うまくいきませんでした。今回は万全の体勢です。今更のようにツバメの習性に驚かされます。人間は大丈夫かな?

校長室便り 4月分

平成24年度スタート!

 いよいよ一学期がスタートし、学校中が慌ただしくなってきました。新入生諸君もだんだんと鹿本高校での生活に慣れてきた頃かと思います。
 さて、更新が滞っていたこのHPも、遅ればせながら更新を再開します。お待たせいたしました。
 今回は、入学式での校長先生の式辞を紹介します!!



  式辞


 待ちに待った開花から満開まで、一気に駆け抜けた感のする今年の桜でした。校庭の木々や草花にも本来の生気が満ち溢れ、まさに春本番の季節となりました。本日ここに平成24年度熊本県立鹿本高等学校の「入学式」を挙行するに当たり、山鹿市議会議長・横手啓介様をはじめ、多くの御来賓並びに保護者の皆様の御臨席を賜り、盛大な中に新入生の皆さんを祝福できますことは、この上ない喜びであります。


 ただ今、入学を許可しました277名の新入生の皆さん、入学おめでとう。本日、御参列の保護者の皆様、心よりお喜び申し上げます。まことにおめでとうございます。昨年の入学式は東日本大震災から一月足らずのこの時期でした。今、数多くの課題を抱えながらも、被災地では確かな復興が進んでいます。私は3月の卒業式の式辞で、卒業生に向かって、自らの目で現地を確認し、広い視野に立って、今自分たち若者に何ができるかを考えて欲しいと訴えました。今、私は被災地の人々の「生きていくしかない」という気持ちに、皆さんの先輩達の幾人かが、少しでも寄り添ってくれると確信しています。


 ところで今年はかつての鹿本高校と山鹿高校が統合し、新たなこの地に、歴史を刻み始めて44年目を迎えます。校内に繁る木々の成長ぶりが、その年月の長さを象徴しています。県下有数の、他の高校も羨む広大な敷地で、多くの先輩達が青春を謳歌してきました。私は昨年、数多くの鹿本高校同窓会に出席してきました。現在の鹿本高校生の活躍ぶりを紹介すると、心を一つにしてわがことのように喜んでいただきました。故郷を遠く離れていても、望郷の念はつのり、そこだけはまるで山鹿・鹿本の地のようでした。中でも101歳になっても、なお母校愛に燃える、関西不動会の先輩の御健在ぶりに、こちらが元気をいただきました。このような高校が鹿本高校です。そしてこの瞬間から皆さんも鹿本高校の一員になったのです。在校生・職員はもとより、卒業生の皆さんも全力で支えてくれますので、どうか安心して学校生活を送って下さい。


 私は皆さんの入学に際し、二つのことをお願いしたいと考えています。一つめは、今企業が求める人材の条件に真っ先に出てくる、「コミュニケーション能力」や「問題解決能力」に関することです。そのことの重要性を否定するつもりはありません。しかし見方を変えると、これらの能力は、こつこつと努力を積み重ねていくことの大切さよりも優先されているような気がするのです。このような能力が多少なくても、世の中にはできる仕事が数多くあります。世の中に求められている人材とは、むしろ基礎学力を身につけた、伸びしろのある人材ではないでしょうか。高校三年間では、しっかりした基礎学力を身に付けることを何よりも優先して下さい。基礎学力こそ、こつこつと努力しないと身に付かないものなのです。


 二つめはその基礎学力を身に付けるために必要なことです。鹿本高校の教育方針の一つに、「文武両道」という言葉があります。昨年度はここ10年内では過去最高の進学実績を残すことができました。一方では体育系、文化系部活動での素晴らしい活躍が光った年でもありました。よく周りから鹿本高校は文武両道で頑張っていますねという、お褒めの言葉をいただきます。それはそれで有り難いお言葉です。しかし私が考える「文武両道」の心とは、1人ひとりの生徒の心の中にあるものを指します。1人ひとりの生徒が達成して初めて、鹿本高校としての「文武両道」と言えるのではないでしょうか。正課の授業や、部活動などの課外活動を通して、知識や教養を身に付ける。鹿本高校生としての本分とも言える「文武両道」を実践することが、基礎学力の充実に繋がるのです。学力とは成績のことだけを指す言葉ではありません。基礎学力を身に付けることが、「コミュニケーション能力」や「問題解決能力」育成する土台となっていくのです。是非忘れずに実践して下さい。


最後になりましたが、御来賓、保護者の皆様におかれましては、大変御多用な中に新入生のために御臨席を賜り、厚く御礼申し上げます。


 新入生の皆さんが一日も早く、伝統ある鹿本高校生としての自覚を深め、それぞれの目標に向かって着実に歩み始めることを期待して、本日の式辞といたします。本日はおめでとうございました。




 平成24年4月9日
熊本県立鹿本高等学校長 
田中 一則

校長室便り 3月号

P3012842.jpg
  今月1日、無事に男子135名、女子135名、計270名の卒業生を送り出すことができました。
  あいにくの空模様でしたが、厳粛な中にも心温まる式ではなかったかと思います。

  会場入り口には、原田校長先生(隈府小学校)提供の「さくらそう」、
  卒業生の胸にはケアビレッジ(ならの郷)のお年寄り制作のコサージュが、彩りを添えてくれました。
  ありがとうございました。


  以下は式辞です。




   式辞

  例年より一月ほど遅れていた梅の花がようやく咲き始め、次の出番を待つ桜の蕾にも、精気が満ち溢れてきた今日の佳き日に、
  熊本県議会議員 早田 順一様 をはじめ、多くの御来賓並びに保護者の皆様の御臨席のもと、平成二十三年度熊本県立鹿本高等学校
  卒業証書授与式を挙行できますことは、この上ない喜びであり、職員一同感激に耐えないところであります。

  ただ今、卒業証書を授与した二百七十名の卒業生の皆さん、御卒業おめでとうございます。
  またこれまで皆さんを、手塩にかけて大切に育ててこられた保護者の皆様にも、重ねてお祝い申し上げます。
  おめでとうございます。

  今、保護者の皆様の脳裏には、幼かった頃の子ども達の姿を、想い浮かべておられることでしょう。
  あっという間だったでしょうか。
  それとも長い道のりだったでしょうか。
  進路決定という問題は、子どもにとっても親にとっても、なかなか難しい問題です。
  親子間での葛藤もあったことでしょう。
  あるいは夫婦間や家族を巻き込んでの葛藤もあったかもしれません。
  これからは、晴れやかな気持ちで、温かく送り出してやろうではありませんか。

  この中には、厳しい環境にもめげず、自ら家計を助けながら見事、第一志望の大学合格を勝ち取った生徒、八千代座百周年記念事業の
  中心メンバーとして他校の高校生や大人達までリードしていった三人の生徒達、灯籠踊りの一員として、国内外で幅広く活躍し、
  地域文化に多大の貢献をした生徒、三年間たった一人でサッカーを続け、全国大会に出場し、素晴らしい戦績を残した女子生徒、
  家庭学習期間に入っても、黙々と級友のために、各教室の掃除を続けてくれた剣道部と野球部の生徒、そんな人達がいることを知っています。
  この他にも、目立たないところで陰日向無く努力した、数多くの生徒達が本校にはいます。
  皆さん達は鹿本高校の誇りでした。
  本当にありがとう。

  これから卒業に当たり二つの希望を述べ、餞の言葉とします。

  今振り返ってみますと、皆さんのこの一年は、まさに震災からの復興と重なり合う一年でした。
  一生、忘れることのない一年になることでしょう。
  朝、「行ってきます。」と言って出た家が、夕方には家族もろとも、跡形もなく消えて無くなっていた、という現実。
  当たり前の日常生活が、当たり前でなくなった瞬間でした。
  そうやって、震災で両親や片方の親を亡くした子ども達が、千五百名に達するという現実。多くの人々が、枯れ果てるまで涙を流しました。
  その時、私たちはただの言葉かけによる同情ではなく、黙ってじっと気持ちに寄り添うだけでも、きちんと思いが伝わることを学びました。
  また避難所での、マニュアル通りにしか動けない大人達の行動に対し、素直な感性を持った高校生のさわやかな働きが、不便な生活を
  強いられている人々を、大いに勇気づけたとも聞きました。
  あれから一年が過ぎようとしています。
  今の被災地の人々の願いは、ただ遠くから眺めているのではなく、若い人たちに是非、現地に足を運んで欲しいと言うことだそうです。
  テレビや新聞からでは解らない、被災現場や仮設住宅の真実の姿を見て、何かを感じて欲しい、そして何ができるか考えて欲しい、と言って
  おられます。
  これから鹿本高校を後にする皆さん、私の希望です。
  是非機会を作って現地へ行くことを、今後の目標にしてください。
  皆さんの何かがきっと変わるはずです。

  二つめに、皆さんにはセンター試験前の激励会で、本校の先輩である、当時、夢や希望に満ち溢れながらも、不慮の事故で、大学一年生で
  亡くなった高濱怜志君の話をしました。
  そしてこのような先輩がいたことを忘れないで欲しいと訴えました。
  その後、お父さんから思わぬ反響があったことも承知しているはずです。
  新聞に投稿された記事の中で、お父さんは次のように述べておられます。
  「私たちには血の繋がりよりも大切な『命の繋がり』があり、夢や希望を次々に受け継いでいる。
   それが教育ではないだろうか。
   息子は教師になりたいと言っていた。
   亡くなった後で教育のために自分が役立っているのを、喜んでいるに違いない」。
  私はお父さんの言われた『命の繋がり』という言葉を耳にしたとき、心にずしりとしたものを感じました。
  何か独特の響きを持つ言葉でした。
  人の命は儚いものです。
  だからこそ大切にしなければならないのです。
  人は多くの人々の『命の繋がり』の中で生きているのです。
  ある人は、こうも言っています。
  「生と死とは一続きにあり、死んでもなお、人は別の形でこの世界に生き続ける」。
  高濱君は身を持ってこのことを教えてくれました。
  皆さんはこれからも「命の大切さ」「命の尊さ」を忘れずに、世の中を強く生きていって下さい。私の強い願いです。

  いよいよ別れの時が近づいてきました。

  あの震災の日の夜、首都圏では電車が止まり、十万人を超える数多くの帰宅難民が発生しました。
  何本かの電車がやっと動き始めた翌日、母親に手を引かれた幼い子どもが、駅のホームで駅員さんに向かってこう言っていたそうです。
  「電車を動かしてくれてありがとう」。
  その時、駅員さんの目にはいっぱいの涙が溢れていたそうです。
  心が洗われるような光景に思えました。
  子どもは純粋です。
  私たちは、生徒達が何歳になっても、純粋さを忘れないような教育を、この鹿本高校で続けていくことを誓います。 

  本日は、ご来賓、保護者の皆様には、大変ご多用な中に卒業生のためにご臨席を賜り、厚く御礼申し上げます。
  なごりはつきませんが、卒業生の皆さんの前途に幸多からんことを祈念して、平成二十三年度卒業証書授与式の式辞といたします。

                                 平成二十四年三月一日
                                    熊本県立鹿本高等学校長
                                             田 中 一 則 

校長室便り 2月号

DSC_2961.jpg みんなの走りを見守りながら30km!DSC_2959.jpg 急な坂も何のその
  昨日は節分を前にして、ものすごい雪になりました。
  まだ校庭のあちこちに残雪があります。
  折しも前期(特色)選抜の実技試験の真っ最中、さぞかし受験生諸君は
  寒い思いをしたのではないでしょうか。



  去る1月28日(土)には、恒例の30kmチャレンジ走大会が絶好のコンディションのもと、
 開催されました。
  1,2年生と3年生の一部を含む604名が、菊鹿町(中村橋)折り返しのアップダウンの
 難コースに挑みました。
  一般参加では同窓会長の中嶋山鹿市長も、途中、生徒諸君との会話を楽しまれながら、お元気な姿を見せておられました。

  途中は保護者の方々の交通整理や給水所でのお世話など、今年も本当にお世話になりました。
  また到着後は、それこそ具だくさんの豚汁の準備と、御礼の言いようも無いほどでした。
  結果は男子が2年7組の高見君が1時間43分50秒で、女子が2年4組の松野さんが2時間30分23秒で、それぞれ優勝しました。

  29日(日)には、県立美術館分館で開催中の、山鹿高校卒業の椹木琴子(さわらぎきんこ)さんの日本画個展を見に行きました。
  京都市立芸大御卒業後、現在京都を中心に御活躍中の先生の作品は、梟をモチーフにしたものが多く、深みのあるとても素晴らしいものに
 感じました。
  また気さくで飾り気のないお人柄は、本校の卒業生として誇りにさえ思えました。

  今月15日(水)には文部科学省指定の学力向上研究指定の校内発表会が開催されます。
  3年間の研究成果を発信します。
  乞う御期待です。

  また3年生は現在、私立大学の一般試験や25日からの国公立大学の個別試験に向けて、最後の追い込みをかけています。
  インフルエンザの流行も気になりますが、何とか昨年を上回る結果を残してもらいたいところです。
  春遠からじとは思いますが、まだまだ寒さが続く日々です。
  3年生にとって、季節の春と共に本当の春が来ることを願い、今月の校長室便りとします。

校長室便り 三学期始業式式辞

ストレス耐性を身につけよ

この学期を、次のステージへの良き助走の時に

1月写真.png      「耐性」を胸に
   新年明けましておめでとうございます。

  いよいよ2012年辰年の幕開けです。
  皆さんにとってはどんな正月だったでしょうか。

   年末には北朝鮮の金総書記の死去、17年間もの長きにわたって逃亡中であった
  オウム真理教の平田信容疑者の出頭という大きなニュースがありました。

   今年は閏年。
  3年生にとっては少しだけ得した気分でしょう。
  また4年に一度のオリンピックの年です。
  場所はもちろんロンドン。
  江里口君の活躍を期待したいものです。
  6月の日本選手権で優勝すると、出場が内定するそうです。

   さらにアメリカ大統領選挙をはじめとする各国首脳の選挙が行われます。

   一方、国内では消費税率アップの話が本格的になってきました。
  2014年4月に8%に、引き続き2015年10月に10%にという素案が出てきました。
  北欧の25%と比較すると低い方ですが、なかなか難しい問題を含んでいます。

   今日は一つだけ話して、始業式の式辞とします。

   年末に読んだ本の中に「ストレス」という言葉が出てきました。
   それは最近の世の中はストレスの悪い面ばかりにウェイトがかけられ、何かにつけて「ストレスをなくせ」と
  言われるようになった、という内容でした。
   肉体的、精神的に課題を抱えている人たちにとっては、その通りであるが、そうでない人には当てはめてはいけない
  と述べられています。

   世界的な数学者の岡潔先生は、十代の頃には血を吐くぐらい暗記に努める時期がないと本当の知力は伸びない
  と語っておられます。

   まさにストレスに耐えることの重要性を言われていると思います。
   大きなストレスの結果としてのみ学問や芸術の成果が生まれている。近頃はストレスを避けるのを善とする風潮が、
  あまりにも強すぎると締めくくってありました。

   そう言えば、正月の箱根駅伝で優勝した東洋大学の柏原選手がインタビューでこう答えていました。
  「僕が苦しいのは1時間ですが、被災地の人たちの苦しみはずっとですから」
  5分以上離れていて、前も後ろも見えない中、5区の山登りで区間賞。
  4年間ずっと同じ区間。
  そのうち全て区間賞、3度区間新。
  先ほどの言葉の中に、常にストレスを抱えながら、4年間で人間的に成長した彼の姿を垣間見ることができました。

   今年は耐える力、耐性を持っているかどうかが勝負の分かれ目のような気がします。

   江里口君も昨年1年間は、耐える1年でしたと語っています。

   いよいよ3年生は集大成のセンター試験。
   2年生はゼロ学期のスタート。
   1年生は先輩と呼ばれる中堅学年になります。

   今年のキーワード「耐性」を胸に努力を重ねてください。

   以上を持って3学期始業式の式辞とします。




校長室便り 二学期終業式式辞

迷うことなく前へ

君たちの活躍をうれしく思う。答えのないことに挑戦できる人になれ

2学期末.png      二学期最後の訓話
   あの忌まわしい震災からはや9か月が過ぎようとしています。
  昔の出来事のように思える人もいるかもしれないが、復興は始まったばかりです。
  心にしっかりと留めておいてください。
  京都清水寺で発表される年末恒例の今年の一字が、発表になったが、やはり「絆」でした。
  今年は日本人の絆の素晴らしさを再認識し、世界に発信した年でもありました。

   長い2学期も間もなく終わろうとしていますが、10月には文化祭がありました。
  各部各クラス工夫を凝らした発表や展示でよい文化祭でした。
  そのあとには、芸術鑑賞会で、演劇ベニスの商人を観ました。
  普段なかなか触れられないものに接して心豊かになったのでなないかと思います。
  ねんりんピックも記憶に新しいところです。
  本校生もボランティアとして活躍してくれました。
  また、たった今多くの生徒の表彰を行いました。
  駅伝部は7位入賞、八千代座百周年事業に携わった3年生冨岡君は、熊本県から頑張る高校生として表彰されました。
  野球部も1年生大会で決勝進出を果たしました。

   同窓会講演会では、松見さんに来ていただきお話をお聞きしました。
  また同じく同窓生の江里口君は、山口国体で優勝すると同時に、ロンドンオリンピックに出場するための標準記録を突破し、
  オリンピック出場に大きく前進しました。
  先輩方も活躍されています。
  1年生は修学旅行で立派な立ち居振る舞いだったと報告を受けています。
  本校生が様々な分野で活躍してくれて大変うれしく思います。

   一方で苦情の電話もありました。
  交通マナーに関するものがほとんどでした。
  大変残念なことですが、一方で、気持ちの良い挨拶で地域の方々からお褒めの電話を何本もいただきました。

   3年生は三分の1近くの人が進路を決定させていますが、これからいよいよ試験に臨む人が三分の二です。
  年末年始もないと思いますが、これから本番に向けて頑張ってください。

   最後に本校で先日行われた講演会で印象に残った2つの言葉を紹介します。
  ハヤブサのプロジェクトに携わられたJAXAの教授である川口先生の言葉です。

  一つは、「ナンバーワンよりオンリーワン」です。
    よく聞く言葉ですが改めて納得しました。
    日本人は格付けに拘りがちだがそれより大切なことはオリジナリティーです。
    数々のトラブルを乗り越え60億キロの行程を経て帰還したのだが、その遠隔操作の技術はアメリカのNASAも欲しがるオリジナルの技術
    であるそうです。

  2つ目は、「学ぶことからの脱皮」です。
    答えの用意されているものから、答えのないものへ、答えを作り出すことです。
    迷いがある時も、まずは前進することが肝要です。
    案外迷っている選択肢に大差がないことが多いものです。
    迷うことなく前進することが大切とおっしゃられていました。

  オンリーワンとなり自ら創造できる人間を目指し、冬休み、3学期も鋭意努力してください。




校長室便り 師走号

20110428花 - 9.jpg     師走の空 快晴!
   あっという間に12月になりました。
  今年は、はっきりした紅葉がなかったような気がします。
  何となく不完全燃焼の思いです。四季の変化にこそ日本人の情緒力が生かされてきたのに、と
  思うのは私だけでしょうか。

   先月、必由館高校の創立100周年記念式典に出席して来たとき、いみじくも講師の藤原正彦先生は
  言われました。
  「論理的思考力や知識も大切である。しかし今こそ情緒力、すなわち日本人が古来から持つ美的感受性を
  大切にしなければならない」。
  日本人であることを今一度、思い直した次第です。

   また同窓会講演会が16日、山鹿市出身で元東大阪市長の松見正宣氏を迎えて、本校体育館で開催されました。
  元ジャーナリストでもあられる同氏は、
   ①事実探求能力
   ②問題解決能力
   ③自己表現力
  などの大切さを生徒諸君に訴えられました。
  生徒達にとっても興味深かったようで、講演終了後、質問が相次ぎました。
  現在は柳川市在住の同氏にとっても、後輩達の積極的な姿に満足された様子でした。

   12月に入り、何気なく新聞をながめていると、10月号で紹介した高濵怜志君のお父さんの投稿記事が目に入りました。
  私が怜志君のことを3年生諸君に話したことを、喜んでくださったという内容の記事でした。
  中でも「血のつながり」よりも大切な「命のつながり」がある。という部分に感銘を受けました。
  今振り返ると、その時一番伝えたかったことは、怜志君が在学中の努力はもとより、苦労して大学へ入学できたことの喜びを忘れず、
  真摯な大学生活を送っていたことだったかなと思います。
  合格することだけが目的ではないことを彼は教えてくれました。
  今、あらためて、すすり泣きをしながら話を聞いていた3年生諸君に、怜志君の「思い」が伝わり、それこそ「命のつながり」ができれば
  と思っています。

   3年生、これまでのところ約70名近くの生徒の進路が決定しています。
  そしていよいよ受験本番、センター試験まで残り少なくなってきました。
  200名を超える生徒がチャレンジします。
  保護者の皆様の応援をよろしく御願いします。




校長室便り 11月号

シェイクス.jpg    安土桃山時代の劇作家
  いよいよ11月に入りましたね。
  霜月の割には気温が高い気がします。
  校庭も少しずつではありますが、ハナミズキをはじめ木々の紅葉が目を楽しませてくれるように
 なりました。

  この校長室便りも、かつての教え子達も見ているらしく、時々、メッセージを送ってくれます。
  有り難いことです。

  先月31日には芸術鑑賞で、本校体育館にて「ベニスの商人」が芸優座の皆さんによって上演
 されました。
  なかなか生の演劇は見る機会も少なく、生徒達は興味津々で見入っていました。
  意外とストーリーを把握している生徒はそう多くなく、特に、喜劇的な要素の部分では始め反応が少なかったのですが、
 終盤では大きな笑い声が体育館中に響いていました。
  よくよく考えてみると、この作品が今から400年も昔、我が国では安土桃山から江戸時代にかけて作られたかと思うと、
 あらためて驚嘆せざるを得ませんでした。
  そして終了後、劇団の代表の方から特別に、「本日の公演は生徒達の鑑賞の態度が素晴らしく、とても演技がしやすかった。」と、
 お褒めの言葉をいただくことができました。
  珍しいことだと思います。
  折しも八千代座では、板東玉三郎の特別舞台公演も行われており、2日からは生徒達も見学に行く予定です。
  このごろ芝居付いている鹿高生です。

  また先月は九州地区の体育学科・コースを設置している高校(加盟26校)の連絡協議会に会長として出席してきました。
  そのうち熊本県は加盟校が、九州では最多の8校(次が福岡県と沖縄県の6校)あり、育成に力を入れていることがわかりました。
  会場は福岡県立スポーツ科学情報センター(アクシオン福岡)で、福岡県の総力を挙げた発表内容でした。
  中でも三潴高校の炭坑節をアップテンポでアレンジした「さのよい」と、三井高校の男子のタンブリング、女子のチアダンスは
 特に印象に残りました。
  本校の体育コースもさらに気合いを入れなければなりません。
  2日目は三潴高校出身で、北京オリンピックソフトボール日本代表の藤本索子(もとこ)氏の講演がありました。
  母親に北京の金メダルを見せた時大はしゃぎをしていた姿を見て、『自分のためにはがんばれないが、人のためならがんばれるんだと思った。』
 と語られていました。
  なかなか意味深い言葉だと感じました。

  28日には、3年5組の富岡亮太君(菊池南中出身)が、八千代座100周年事業での活躍が認められ、熊本県頑張る高校生の表彰を
 受けることができました。

  また6日(日)には高校生県議会に、本校生徒会の4名のメンバーが参加することになっています。




校長室便り 10月分増刊号

激励会.png    いよいよ残り100日!
 先日、3年生のセンター試験100日前総決起集会(3年生全員参加)があり、その中で激励の挨拶をすることになりました。

 先輩からのメッセージとして、平成16年3月本校卒業の高濵怜志君の激励文(題名:何さま気合い)を紹介しました。
 思わしくなかった模試結果にめげることなく、最後まで自分の志望校にこだわり続け、ついに栄冠を勝ち取ったという内容の文です。
 彼の人間性がにじみ出た文で、3年生の心にせまりくるものが感じられました。
 そしてその彼が、合格の喜びも束の間の大学1年生の12月1日、不慮の交通事故で帰らぬ人となったことを伝えた時、一瞬、場が静まりかえりました。
 その後、彼の葬儀の時、友人に読まれたさりげない友との日常生活が読み込まれた弔辞と、3年後の姉さんの弟に対する溢れる想いを綴った文章も合わせて紹介しました。

 私が3年生に伝えたかったことは、鹿本高校にはこんながんばった先輩がいたんだということ、諸君にはその先輩の遺志を是非受け継いで欲しいということ、そして日々、当たり前のように平々凡々と過ぎ去っていく日常が、いかに大切なものであるかを感じて欲しいということでした。

 その後、各クラス毎にボードに一人ひとりの決意表明を、担任の先生と一緒に記入し、最後は全員で記念写真におさまりました。

 話は変わりますが、その日の朝、事務室の電話が鳴りました。
 農家の方からで、鹿本町の中富橋付近で、トラックに積み込んだ米袋が破れ、散乱した米を、ほうきでかき集めていたところ、たまたま自転車で通りかかった本校の男子生徒が、作業を一生懸命に手伝ってくれたそうです。
 終了後、何度名前を聞いても応えず、自転車にまたがりその場を立ち去ったという内容の電話でした。

 場所からして恐らく先述の高濵怜志君と同じ中学の出身の生徒と思われます。
 きっと空から見ていた彼は「お前、かっけーじゃん!」と言ったに違いありません。




校長室便り 10月分

ピクチャ 1.png     盛り上がった文化祭
 肌寒さを感じる今日この頃です。
本校では4日(火)から冬服移行期間に入ります。
北海道の旭川では初雪が観測されたそうで、季節は確実に移り変わっているようです。

 先日は本校の文化祭(1日)が、好天の中、開催され、大盛況のうちに終了することができました。 「繋〜Power to the Kamoto〜」のスローガンのもと、生徒達は秋の一日を大いに満喫していました。
 挨拶の中で、本校の考古学部の新聞報道の件と菊池市出身の夭折の前衛画家、大塚耕二氏(旧制鹿本中卒 1914〜1945)の活動の様子を生徒達に紹介しました。
 ステージ発表では、かつての演劇や弁論に変わって、クラシックバレーの踊り、図書委員会の詩の朗読、ダンス部によるダイナミックなパフォーマンス(マイケルジャクソン)、吹奏楽部によるスウィングガールズさながらの演奏と、見る者、聞く人を飽きさせない、「変化」や「動き」のある内容のものが多かった気がしました。
 もちろん音楽選択者の合唱や、男子を交えた合唱部の素晴らしい歌声、ギター・マンドリン部の美しい音色も印象に残っています。

 一方、展示部門では、さすがに前日に新聞報道があった「考古学部」に人気が集中したようです。
歴史を物語る膨大な資料と、蒲島知事や当時の部員の方々の写真に、延べ200名を超える観覧者がありました。
 高木教諭や部員達が、県下唯一の「考古学部」としての面目を施したと言えるでしょう。
 なお、展示は5日(水)及び7日(金)の両日午後3時〜5時にも、行いますので興味あられる方は是非、お越し下さい。

 今年もバザー等に協力していただきました保護者の皆様、本当にありがとうございました。
 鉄板や炭火、ガスの炎の中、汗をしたたらせて焼きそばや、肉うどん、ヤマメ等を提供していただきました。
 恒例のソフトクリームや栗、梨、クッキー、ジュース類も飛ぶように売れていました。

さて大きな行事も終了し、来る11日(火)〜13日(木)には中間考査が実施されます。
 部活動では新人戦が、3年生は各種推薦入試がそれぞれ始まります。
 大学入試センター試験の願書受付も本日(3日)から始まりました。

実りの秋に向け、充実した時を過ごしたいものです。




校長室便り 二学期スタート号

IMGP2111.JPG    ロシェル先生をご紹介
  8月29日(月)に本校の二学期がスタートしました。

  曜日の関係で例年より若干、遅い始まりになりました。
 始業式の初めにブルック先生の後任のALTとしてロシェル・オーデン先生(USA)の新任式を
 行いました。
 先生は社会経験もおありで、出版関係や語学関係のお仕事をされていたそうです。
 日本語はこれから勉強されるそうで、私も英語を先生から学ぶことを約束しました。

  表彰式においては百人一首競技かるた部、陸上競技部、書道部、ギター・マンドリン部、
 100文字メッセージ学校賞(九州国際大主催)をそれぞれ表彰しました。

  引き続き、始業式では主に二つのことを話題として式辞にしました。

  一つは鹿央町在住で本校OGのS様からのお便りの件。
   ふるさと納税の御礼状に対する返信の中に書かれていた、後輩諸君に対する熱い思いを紹介しました。
   毛筆の丁寧な書体にただただ感謝するのみでした。

  他の一つは今回の東日本大震災についての見解。
  「生き残ってわかった結論」という手記を私の懇意にしている岩手県の教頭先生が残しておられます。
   その中で、自立していた高校生達の活躍の様子や、若い家電量販店長の決断の様子に具体的に触れました。
  結論としては、
   ①命に関わることはマニュアルでは教えられない。
   ②自分で感じ、行動できる人間の育成が大切である。
  この二点で締めくくりました。

  この他、夏期休業中に本校へ、山鹿市の姉妹都市であるオーストラリアのクーマ市から、14名の高校生と7名の引率者の来校があったことを
 お知らせします。
 (8月18日)休み中ではありましたが、英語部による準備に長時間かかったと思われる、英文の丁寧な学校紹介があり、
 一同感心されていました。
 またその後は、校内見学と本校の平先生指導による書道部との合同書道体験会に参加してもらいました。

  天候不順や政治の大きな変動の中でのスタートではありましたが、鹿高生は皆全員、大きな事故なく元気で二学期に向け、突き進んでいます。


校長室便り 夏休み増刊号

なでしこ.jpg    ヤマトナデシコの花
  やってくれましたね。なでしこJAPAN!
 撫子という花の名の響き、何となく気に入っていました。
 今朝の新聞にも紹介されていました。
 「校章も校歌も撫子」の学校のことが。

  今から40年以上昔、私が中学生だった頃。
 熊本市立竜南中学校に入学した時のこと。
 碩台小学校から来た友人から教えてもらいました。
 碩台小学校の校章は撫子の花をデザインしたもの。
 そして校歌には曲名がついていて、「なでしこの花」という曲名であること。
 めずらしさと新鮮さを当時、感じ取っていました。
 「変わった学校だなあ、でも何となくいいなあ」。
 実はその時初めて撫子という花の存在を知ったのでした。
 華やかさはないが、どことなく惹かれる花でした。

  以来、撫子の名を耳にする度に、中学生の時のことや当時の友人のことを思い出していました。
 まさかこんな形で再び耳にすることができるなんて、思っても見ませんでした。
 「過去は育てることができる。」という言葉が好きです。
 人生の不思議さを感じるこの頃です。

  さて昨日は各種表彰式・全国大会出場激励会・終業式・ブルック先生退任式を挙行しました。

  激励会では ①「一回戦から決勝戦のつもりで」、②「最後まで諦めない姿を具体的にイメージすること」2点をもって
 激励の言葉としました。

  終業式では一学期を振り返りながら、飛躍的に向上してきた挨拶や服装のことについて触れました。
 また本校の野球部員による市内での善行についても紹介しました。
 そしてこれから正念場を迎える3年生に対し、「受験は団体戦」の具体的な例を示し、しっかりと足元を見つめる必要性を述べ式辞としました。

  式では触れることができませんでしたが、去る17日(日)には山鹿市内高校4校合同による、「八千代座100周年記念チャリティー祭」が
 行われ、素晴らしい成果を上げることができました。
 2年前からスタートしたこの事業は、これまで本校生が中心的役割を果たしてきました。
 市の青年会議所からの支援を受けながらの取組でしたが、終盤は高校生の若いパワーにむしろ引っ張られる感じだったそうです。

  地域にとって若者の存在というものは、かけがえのない力になります。
 高校生達の手形による「日の丸」のメッセージはきっと、被災地の人々に勇気を与えてくれることでしょう。
 なお益金は全て災害復興のための義援金として送られます。

  夏休みとは言え、なかなか行事的には詰まっています。
 しかし休養をとることは大切なことです。

  鹿高生よ、休むときには休み、やるときには全力で、元気いっぱいの意義ある夏休みを過ごそう!

校長室便り 7月分

ツバメの巣.jpg   落下防止柵設置済
 南九州はすでに梅雨明けなのに、なかなかあがりません。
 期末考査も終了し、思いっ切り部活動に取り組みたい生徒達が、ちょっとかわいそうな気がします。

 先日(7日)は、この夏、全国大会に出場予定の陸上部・弓道部・ダンス部・百人一首競技かるた部の生徒達と、中嶋山鹿市長を表敬訪問してきました。
 市長から皆さんの元気な活躍を、是非東北地方の人々に届けてきて欲しいとのお言葉をいただきました。
 本校の同窓会長でもあられる市長は、いつも本校生の活躍を我が事のように喜んでおられます。

 ところで、学校の事務室横のひさしにツバメの巣があります。
 もともとツバメが作った巣でしたが、雀の必要な攻撃に耐え、守り抜いたという因縁の巣でもあります。
 その巣から、先日雛が落ちてきました。
 事務長が脚立を使って、巣に戻したときのこと。
 中を見たら過密状態で、4羽の雛がひしめき合っていたそうです。
 どう見ても底が浅く、居住面積に無理があるとのことでした。結局、再び雛が落下して尊い命が失われてしまいました。
 ところがその翌日、事務長から「ツバメの巣が改築してあります。」との連絡。
 よくよく見たら、どこからか枝を運んできて、落下防止の柵が施してありました。思わず唸りました。
 「すごい。ツバメの知恵はたいしたもんだ。」
 「知恵は出すものである。」
 人間の世界では、児童虐待や育児放棄などよく聞く話なのに、ツバメの親は何と子どもを守るすべを知っていることか。
 我々も見習わなければなりません。
 その後、雛は順調に成長しています。
 ツバメから元気をもらいました。
 そう言えばプロ野球の世界でも現在、ツバメが一番元気がいいようです。

 最後に鹿本高校がメディアに登場予定の機会が、今後二度あります。
 一つめはRKKテレビで、7月12日(火)午後4時30分ごろの「夕方一番」、二つめはNHKテレビで8月1日(月)の午後6時55分からの「テストの花道」です。
 中味については見てのお楽しみにしておきます。

 夏休み、夏本番も目前!

校長室便り 6月分

CA3I0025.jpg   昇降口にも掲示中
 降り続く雨に、いささかうんざりです。
事務室の横では、紫陽花が今を盛りと虹色の輝きを放っています。

 先日は陸上の日本選手権で、本校卒の江里口君が、男子100mにおいて見事3連覇を達成してくれました。
シーズン初めは調子が上がらなかったにもかかわらず、意地で持って行った気がします。
生徒達へ大いに励みになりました。
特に、週末に鹿児島鴨池陸上競技場で南九州予選に出場している、23名の陸上部員には何物にも代え難いメッセージになりました。

 総体、総文祭も終了し、今年もめざましい活躍を本校生はしてくれました。
百人一首競技かるた部は何と9連覇を達成。弓道女子個人では2位入賞。
剣道女子団体で3位入賞等々。
そして野球部はいよいよこれからになります。
文武両道を確実に実践している生徒達にただただ感謝です。

  先日、3年生は決起集会を開いて、各種受験への意識高揚を図りました。
 私の書いたつたない色紙「力は使い果たさなかったら増えない」を、3年生一人一人に学年主任の竹中先生から配ってもらいました。
 4月当初と比較して、確実に自覚が高まってきているのが実感できると先生方も言っておられます。
 大いに期待したいものです。
 そんな中、私が本校で平成11年度に担任していた生徒で、現在オーストラリアのブリスベーン在住のM.Iさんが来校中でした。
 現地で留学生に対応する仕事をしている彼女に、何か3年生へメッセージをと依頼したら、快く引き受けてくれました。
 会場の外では彼女のお母さんが、お孫さんをあやしながら娘さんの話を聞いておられました。
 何ともほほえましい光景でした。
 話の中味は、高校時代に挫折を経験したが、思い切って海外に勉学の機会を求めた結果、現在の仕事に 就くことができたというものでした。
 3年生にとってはサプライズでしたが、直接の先輩の準備なしの話に、訴えるものは確かにあったようでした。

校長室便り 5月分その2

「体育祭雑感」

20110515 - 220.jpg     閉会式でみんなと☆
  これまでの天気(雨)を、一気に取り戻したかのような好天に恵まれた体育祭(15日実施)でした。

 6年ぶりに見た本校の体育祭は、季節が秋から春に移り、スタンドや旗揚げ(人文字)のない、すっかり様変わりしたものでした。
しかし生徒全員の動きはきびきびして、一層洗練された印象を受けました。
特に男子の組体操や女子のダンス・灯籠踊り、そして体育コースの集団行動など、観覧者から感嘆の声が上がっていました。
個人的には女子の騎馬戦に、かつてを思いだし、その迫力にあらためて...?
また途中繰り広げる生徒達のパフォーマンスもほほえましく、伸び伸びした鹿高生の姿に十分満足しました。
 私と言えば、フォークダンスもかなり練習して臨み、自信を持って踊れました。
3年生の女子の皆さん、ありがとう。
少し古いけど舟木一夫の「高校3年生」を思い出していました。
最後には胴上げの洗礼を受け、鹿本高校に帰ってきたんだなあという実感を、空中で感じ取ることもできました。

 ところで卒業生の皆さんもご存じと思いますが、フィールド内にバレーボールコートの支柱立てが8カ所地中に埋まっていました。
その蓋に乗って、怪我をしたことのある生徒も数多くいたと聞いています。急遽、前日に撤去することに。
掘り出してみたら、何と重さ約450kgのコンクリートに一本一本が覆われていました。
すさまじいそのボリュームに周りは唖然。よくぞここに埋まっていたものぞ。
その後、何十年も生徒達を悩ませたその穴を埋め戻し、無事開催へとこぎ着けたのでした。

 さて今週末(21日)はPTA総会、その後は23日から中間考査が3日間。
そしていよいよ集大成とも言える高校総体・総文祭が待ち受けています。
鹿高生はその全てに全力で立ち向かいます。


校長室便り 5月分

「就任の御挨拶」

DSCF0888.JPG  田中 一則 学校長
 去る4月1日付けで鹿本高校長に就任いたしました。

 鹿本高校勤務は6年ぶり(平成9年4月~16年3月までの7年間勤務)になります。

 今、校長室の外では今月15日(日)に開催される体育祭の学年練習が行われています。
今日は24節季のひとつ立夏です。自然災害の有無にかかわらず、季節は確実な歩みで巡って来ます。
私個人としては、気分的には6年前に本校を後にし、何か武者修行をして再び戻って来たような気がしています。
その間、学校も随分と変化を遂げていました。耐震工事が終了して真新しくなった校舎、新築の柔道場、9月から5月への体育祭の移動、学年9クラスから7クラスへの学級減、教職員の大幅な異動などなど。
何が変わっていないか今、一つずつではありますが、思い出そうとしています。

 先日、当時の担任をしていた時の生徒達が、プレ同窓会と称して会合を持ってくれました。
次回は大々的にやる予定だとか。生徒達同士も久しぶりに会ったらしく、あっという間に時間が過ぎていきました。
それぞれが、自分なりの信念を持って生きている姿に成長を感じました。
鹿高生はやっぱり何か持ってます。
うれしさがこみ上げてきました。私の赴任がきっかけになって、同窓会開催に少しは貢献できたかなと思いました。

 体育祭が終わると高校総体、総文祭が待っています。
今年はどんなドラマが待っているのでしょうか。その前にはもちろん中間考査。しっかりと足下を固めてから全力集中をしてもらいたいものですね。
今、思い出しました。校内のあちこちに咲き乱れる季節の花々と、塵一つ落ちていない校内のたたずまい。
6年前もそうでした。いやもっと進化しているような気がします。

 これから毎月、「校長室便り」として更新していきます。

 どうぞよろしくお願いします。