(別紙様式2−2)
(高等学校用)
平 成 2 2 年 度 学 校 評 価 表
|
1 学 校 教 育 目 標 |
|
教育方針:「平成22年度県立学校における教育指導の重点」、「平成22年度人権教育の取組の方向」を踏まえ、本校の三綱 領「敬愛」「勤勉」「創造」の具現化に努め、豊かな人間性と逞しく生きる力を育てる。 教育目標:地域の信頼と期待に応える芦高教育の創造と実践。 目指す生徒像:(1)人の心の痛みがわかる生徒 (2)あいさつのできる生徒 (3)夢に向かって努力する生徒 |
|
2 本 年 度 の 重 点 目 標 |
|
(1)健全な心身の育成 ア 生活指導を充実し基本的生活習慣を確立して、生徒の健康・安全教育の推進を図る。
イ 教育相談活動を充実し、生徒の心のケアと安心した学校生活を送れるような体制づくりに努める。 ウ 部活動を推進し、生徒の心身の鍛練と活気ある学校生活を実現する。
エ 環境教育を充実し、環境保全活動を通して自然を大切にする心を育成する。 オ 知・徳・体の調和のとれた人格形成を目指す道徳教育を推進する。 (2)基礎学力の向上と進路指導の充実 ア 一人ひとりの生徒に応じた授業の工夫・改善と個別指導を徹底し、基礎学力の向上を図る。 イ 図書館の活用と読書指導を徹底し、読む力、表現する力を育成する。 ウ 様々な体験活動を通して、進路目標の早期確立と勤労観・職業観を育成する。 エ 各種検定試験の指導を充実し、資格取得を推進する。 (3)特色ある学校づくり ア 地域の信頼と期待に応える教育活動を充実し、ボランティア活動などに積極的に取り組むことで地域との連携強化を 図る。 イ 魅力ある学科づくりに努め、農業クラブ活動など特別活動の活性化を図る。 (4)人権教育と特別支援教育の充実
ア 計画的な人権学習の推進に努め、就学保障の取組を強化する。 イ 特別支援教育の推進体制を定着させ、進路保障の更なる充実に努める。 ウ 職員研修を充実する。
|
|
3 自己評価総括表 |
|
|
||||
|
|
評価の項目 |
評価の観点 |
具体的目標 |
具体的方策 |
評価 |
成果と課題 |
|
学校 運営 |
特色ある学校づくり |
地域との連携推進 |
家庭・地域に本校の取組をPRし、広報活動を推進する。 |
ポスター・学校新聞・育友会新聞等を公共施設へ配付及び掲示に努め、地域ボランティアへの積極的参加を行う。 |
B |
学校新聞、育友会新聞、学校ホームページ等で最新情報の更新と提供に心掛け校長便りを充実させ、地域の信頼と期待に応える芦高教育をアピールするのに役立った。学校配布の資料が家庭に届きにくいことが課題であり、HP掲載の記事収集方法に改善をしていきたい。 |
|
各学科・特別活動の推進 |
地域に根ざした学科の創造と、活力ある特別活動を実践する。 |
地域に根ざした学科づくりと、部活動・農ク活動など積極的な対応を推進する。 |
B |
各学科とも地域に根ざした研究テーマを掲げ、努力した結果が各種発表会の成果として出ている。各学科の取組を共通理解するために演習林への参加やメロン、デコポンの収穫に職員の参加を促したが不十分であった。 |
||
|
校務分掌の適切な機能運営 |
校務分掌の適正化 |
本校の実状に即した校務分掌の設置を図る。 |
来年度実現に向け、適切な校務分掌の検討を進める。 |
C |
校務分掌をスリム化したために仕事が重なる部分が出てきた。行事の精選、職員間のチーム編成を工夫し、仕事を相互に支えあいながら進められるようにしていきたい。 |
|
|
部活動の活性化 |
活動日誌・月報を提出させ、定期的に顧問会を実施し確認する。 |
活動状況を把握し、生徒数を考慮した部活動整備に向け検討を進める。 |
C |
部員の少ない部活動もあるがどの部活動も毎日活動を頑張っている。しかし、公式戦参加のため掛け持ちで頑張っている。 |
||
|
危機管理 |
危機管理マニュアルの周知徹底 |
年2回の職員研修を実施し、意識向上に努める。 |
危機管理マニュアルに則り事例をあげて研修を行う。 |
B |
常に危機意識を持った計画・行動を心がけ、新型インフルエンザや口蹄疫への対応など生徒だけでなく地域や保護者に向けても情報を発信できた。 |
|
|
学力 向上 |
「確かな学力」の育成 |
授業の充実 |
学習環境・学習条件の整備を行う |
座学の少人数クラス編成や実技・実習を伴う授業の複数立ち時間割編成を行う。 |
B |
普通教科では数学、英語で習熟度別及び複数立ちを行うことができた。実習等でも技術定着のために実践できた。 |
|
始業前の着席を心がける |
始業チャイム前の着席指導の徹底に努め、授業終了時のまとめの時間確保を促す。 |
C |
授業の展開として各教科時間のゆとりを持つことができた。始まりの着席については徹底できていない面が見られる。 |
|||
|
公開授業週間を年2回、研究授業を各教科年1回実施する |
公開授業・研究授業の実施と合評会による授業改善を図る。 |
C |
公開授業は計画通り行うことができたが、参加者が少なかったことが課題として残る。 |
|||
|
自ら学び、自ら考える力を育成 |
自主学習の奨励 |
自ら学ぶ意識の育成を図る |
朝10分間読書のための時間確保を行う。 |
A |
時間確保は優先的に行うことができ、上級生ほど定着した。 |
|
|
月1回漢字テストの実施と充実を図る。 |
B |
クラス・学年で事前学習ができている。平均点は下降気味。 |
||||
|
家庭学習時間確保のための課題を工夫。 |
C |
長期休業中以外での課題等の工夫がまだ十分ではない。 |
||||
|
進路 指導 |
進路目標の早期確立
|
生徒の能力・適性の把握 |
年2回の進路希望調査と面談をとおし、適性の把握に努める。 |
進路希望調査と担任及び進路部面談を計画的に実施する。 |
B |
適性結果や成績返却時に担任面談を、学年にて計画的に進めることができるよう連携を図りたい。 |
|
小論文・作文指導及び面接指導を実施する。 |
3年生夏休みより実施し、全職員で対応する。 |
A |
各学年への対応はとれたが低学年への指導方法を再考したい。 |
|||
|
進路意識の高揚 |
進路適性検査や講演会を実施する。 |
進路適性検査結果、外部講師や卒業生の講演を進路指導に役立てる。 |
A |
諸検査結果を踏まえての面談、また諸講演を通して、進路に対する意識高揚は図れた。 |
||
|
進路保障 |
希望進路達成100%を目指す。 |
生徒の進路希望の把握と就職・進学体制を確立し個別指導を充実する。 |
C |
就職難の影響による第二、第三希望での進路達成の増加。学力の充実が課題である。 |
||
|
進路情報の収集と提供 |
上級学校・企業や卒業生についての情報提供を行う。 |
学校説明会への参加や新規求人企業開拓及び卒業生就職企業を訪問する。また進路だよりを発行し情報提供を行う。 |
B |
進路情報は、随時「進路だより」を発行して提供してきたが、保護者の視点(学校評価21%)からはまだ不十分な数値であり、提供時期や方法など工夫する課題がある。 |
||
|
キャリア教育の充実 |
体験学習による勤労観・職業観の育成 |
各学科の特性を活かした体験を通し、希望進路の勤労観・職業観の育成を図る。 |
各学科の特性を活かした現場実習の実施。 |
A |
体験学習、現場実習は各学科充実しているが、進路が多様化し、就職の難化傾向で学科関連の進路選択の生徒が昨年度より減少傾向である。 |
|
|
資格取得の奨励 |
年間実施計画の提示と推進 |
年間4資格の挑戦を促す。 |
各資格取得の学習支援体制確立を図る。 |
C |
受験者の減少、合格率の低迷。学習支援体制の確立まで及ばないことが課題。資格は調査書にも記入欄があり、奨励したいことであるが、受験料など経済的負担を伴うことが課題。 |
|
|
生徒 指導 |
健全な心身の育成 |
基本的生活習慣の確立 |
時間・整容を守らせる。 挨拶と責任ある行動。 |
あいさつ運動・登校指導等きめ細かな生活指導に心掛ける。 |
B |
全職員で前向きに実施できなかった。内容について共通理解を図り直す。 |
|
いじめ根絶の啓発・推進 |
人の痛みがわかる生徒の育成。 年2回のアンケート実施。 |
いじめアンケート結果を基に、実態把握に努める。 |
A |
未解決や大きな問題はなくかった。水面下での問題がないか心配する。来年にも現状を継続したい。 |
||
|
情操教育の推進 |
安全教育の理解と徹底 |
登下校時の安全確保。特にバイク通学生への安全教育徹底。薬物乱用等に対する理解の徹底。 良識ある情報通信機器の活用 |
クラス指導の他に、講話・講習・講演会を実施し話し合いの場を設ける。関係機関との連携を深め良識ある活用を促す。 |
B |
事故や問題は表面化していないが、場合によっては危険な状況も予測される。事前に主体的に生徒指導が出来るように来年度の体制作りにつなげたい。 |
|
|
人権 教育 の 推進 |
推進体制の確立と研修の充実 |
教職員の実践的指導力の向上 |
校外の研修会へ職員一人あたり1回は参加する |
職員へ研修への参加呼びかけを推進する。 |
B |
本校が事務局として積極的に関わり取り組めた。来年度の方策が課題。 |
|
すべての教育活動を通した取組の強化 |
課題を抱えた生徒への支援と対策 |
各校務分掌と連携を図り、生徒の実体を把握し対応する。 |
担任・学年会・教科会・特別支援教育・教育相談の各担当者と連携を図る。 |
C |
生徒の実態把握にとどまった感がある。対応の具体的な方法について検討・深化させる必要がある。 |
|
|
学校、家庭、地域社会における取り組みの充実 |
地域と連携をもった人権教育の充実 |
地域の諸活動へ積極的に参加する。 |
地域主催の行事、講演会等への参加、各種ボランティアへの参加を各担当者を通じて促す。 |
B |
各種行事への積極的な参加ができた。担当者の働きかけが効果的に行われた。 |
|
|
特別 支援 教育 |
校内支援体制の整備 |
コーディネーターの指名、校内委員会の設置 |
校内委員会を週1回実施しながら、職員研修(年間3回)の充実を図る。 |
支援を必要としている生徒の共通理解を図るための、生徒理解研修を実施する。 |
A |
校内支援体制の再構築を目標として、校内委員会の充実を図った。支援の基本方針を再確認し、生徒理解に関しては保健部との連携により研修を実施することが出来た。 |
|
支援を必要としている生徒の把握と具体的支援 |
職員の「気づき」強化 |
特別支援教育の立場に立ち、生徒の実情を把握しながら具体的支援を行う。 |
学校生活の中で気づいたことを、気づきメモとして残し、生徒把握と職員への周知を図る。 |
B |
昨年までの「気づきメモ」とは異なる形式ではあるが、段階的に十分な実態把握に務め、職員への周知へとつなげた。 |
|
|
中学校との連携 |
中学校と連携し、継続した支援に取り組む。 |
入学生の中学校を訪問し、中学校時代の支援体制を把握する。 |
B |
中学校訪問を実施し、中学時の支援内容を生かした支援につなげることが出来た。 |
||
|
保護者の理解・協力と啓発活動の実施 |
保護者向け講演会やアンケート調査の実施を行う。 |
アンケートの結果を分析し生徒支援に活かす。 |
C |
5月の講演会は実施できたものの、その後の継続的な啓発については課題が残る。 |
||
|
地域及び関係機関との連携 |
連携体制の確立 |
職安・医療・福祉・教育機関との連携を密にする。 |
関係機関からの協力を仰ぎながら、独自の支援体制の確立を図る。 小中高の連携の在り方を考え、常時会議が実施できるよう方法を模索する。 |
C |
具体的支援を行うための事前の相談等は数回行ったが、関係機関につなぐまでには至らないケースがほとんどであった。保護者への理解啓発の不足が一因となっており今後の課題である。 |
|
|
進路決定後の指導体制と卒業後の支援体制 |
進路先へ向けての取組(マナーなど) 卒業後の追跡調査 |
進路決定後の企業との綿密な連絡 進路指導部やコーディネーター・担任との連携で実施帰省した際の報告。 |
担任との連絡を密にし、常に情報を本人からいただくよう連絡体制をつくる同企業の先輩への連絡と本人の情報提供をお願いする。 |
C |
取組を実践するまでの準備がまだまだ不十分である。保護者も含めた連携を深めて、実社会で生徒本人が継続して働けるための支援が必要である。 |
|
|
専門 教育 |
農業クラブ活動の充実 |
年間計画に沿った取り組みの充実 |
各種発表会で上位を目指した取り組みを実践する。 |
校内各種発表会に向けた実践的活動の計画的取り組みを行う。 |
A |
林業科ではプロジェクト発表において、本校初の全国大会へ出場できた、鑑定競技も全国大会出場した。農業科の取り組みを強化したい。 |
|
各学科の充実と連携 |
各学科の特性を活かした取り組みと実践 |
学科会を計画的に実施し、特色ある学科の在り方を検討する。 |
各学科の目標を達成するために、情報提供を定期的に行う。 |
B |
会は計画的に実施できた。情報の共有・確認はできたが、協議や検討の部分が少なく課題である。 |
|
|
各学科の連携 |
それぞれの学科を全職員が共通理解する。 |
各学科の取り組みをPRし、協力体制を構築する。 |
C |
協力体制をとっているが、実質的には授業や実習の準備が、他学科の取り組みと重なることもあり、参加が難しい状況になっている。 |
||
|
4 学校関係者評価 |
|
(1)近年、生徒募集(新入生確保)が難しい状況にありますが、もっと芦北高等学校の実績等をPRして地域や管内外の各中学校に芦北高等学校の良さを周知する努力が必要ではないかと感じています。(私達保護者も同様)現在の 芦北高等学校はいろんな意味ですばらしい学校だと思います。 (2)挨拶や服装等の基本的な生活習慣を校外でも身に付くように指導をお願いします。 (3)芦北高等学校がこの町にあることで、林業、農業、福祉産業に大きな影響を与えています。それ以外でも学校から地域に出て学習に取り組む姿は芦北町を元気にしてくれています。できるだけ大人と話をする機会を多くすることで双方にメリットがあることだと思います。 (4)地域唯一の高校としてこれまでも色々存在意義は発信していたと思います。これからも農業面、林業面、福祉面でこれまで以上に芦北高校が地域より連携を求められていくと思います。
|
|
5 総合評価 |
|
(1)「地域の信頼と期待に応える芦高教育の創造と実践」については、専門教育を実践しながら、地域と連携し地域に根ざ した取り組みがおおむね実践できた。一方で学校の教育目標や経営ビジョンの保護者・生徒へ理解と浸透に力をいれる必要性を感じる。 (2)分かりやすい授業のための指導方法・内容の再検討と授業実践を通し、学力の定着を図ることができたが、新教育課程の検討と教育内容の充実にさらに取り組みたい。進路指導の充実においては、社会情勢が大変厳しい中に100%進路決定に向けて学習指導に努力中である。特に生活指導等において登下校時の服装・態度・安全意識の指導強化に力を入れる必要がある。 (3)特色ある学校づくりにおいては、学科の特色を活かした取り組みにより地域との連携した農業クラブ活動におけるプロジ ェクト発表部門で全国大会に出場し、優秀賞を獲得する活躍をした。 (4)学校規模に応じた適正な校務分掌の在り方や部活動の活性化、また各学科間の連携や協力体制や職員の負担感の軽減に 向けて、アイデアを出し合って今後検討していく必要性を感じる。 (5)学校関係者評価委員の方からの貴重な御意見を聞く中で、地域住民の方への学校の取り組みについて理解啓発不足を感じ取ることができた。学校の経営方針を保護者や地域に知らせ、理解と協力を得ながら教育活動等を的確に評価してもらうことで、学校外部から教職員の意識改革を図ることが必要である。学校公開を進めるとともに、学校便りやPTA総会、ホームページ等、さまざまな 方法を活用し、学校の情報を積極的に発信していきたい。 (6)来年度に向け、経済不況に伴う進路難に備え、基礎学力の向上、マナーの定着に力を入れたい。また、ボランティア、環境美化(特に教室の整理・整頓)、省エネ・エコ活動をとおして学校版環境ISOを推進し、11月11日に挙行される90周年記念式典に全校をあげて取り組んでいきたい。 |
|
6 次年度への課題・改善策 |
|
@学校運営では、組織の活性化を図りながら、地域に根ざした学校づくりをより推進していく。
学校運営改善を教務主任や中堅職員との協働・連携に心がけるとともに、適正な公務分掌の在り方や部活動の活性化、また各学科間の連携や協力体制や職員の負担感の軽減に向けて、アイデアを出し合って今後検討していく。 A学力向上では、少人数クラス及び習熟度別クラス編成によるきめ細かい学習指導を引き続き行っていく事と家庭学習の推進を行う。 B進路指導では、継続する厳しい就職状況を認識させ、早期の進路目標の設定と第一希望達成に向けた生徒の取組の促進及び情報提供に努めたい。 C生徒指導では、組織としての伝達系統が揃わない場合があった。来年度はきちんとしたい。 生徒、職員(自分を含め)共に気持ちのある言葉でコミュケーションがとれるようにしたい。 D人権教育では、同和問題、水俣病等をはじめとする人権問題に対する研修の機会を増やし、職員の知識理解を深める。とりわけ、本校の生徒理解研修は、仲間作り・人づくりにおいて重要な役割を果たしているので保健部と連携していきたい。また、教育活動すべてにおいて、身近な人権問題に触れながら、継続した人権教育を行う。 E特別支援教育では、支援の基本方針を再度明確にし、職員間における情報の共有、家庭及び専門機関との連携を深めながら計画的な支援を行う必要がある。 F専門教育では、各学科の頑張りは目を見張るものがあるが今後職員・生徒ともに他学科との連携・協力相互理解に努め芦北高校の学校力を更に高めていく。 |